のんきな女の子たち、燃え続ける山 | Stay Hungry. Stay Foolish.

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旅を日常生活に。
広大なアメリカでRV(キャンピングカー)暮らしをしています。

地図でもぐぃーんとズームインしないと出てこないような小さな町、モニュメント。
行く先々での治安に敏感に反応する私たちですが、これ以上安全な町はないんじゃないかしら?

夜、きゃっきゃと騒ぐ声で窓の外を見ると、数メートル先に牽引式の小さなキャンパーがいます。
乗用車より小さい荷台のようなもので、手動ハンドルをクルクル回すと、屋根が上に伸びていってテントを形成するタイプのキャンパーです。

高校生くらいの女の子が2人、テントの中でおしゃべりにふけっています。
キャーキャーと楽しそう。
でも、公共のパーキングや路上では初めて見るこの光景に、旦那さんは唖然。

きっと地元の子たちで、親の了解も得て“お泊り会”を楽しんでるだけだよ、と彼に言い聞かせる私。
それでも理解不能みたいです。

「レイプ魔がやってきたらどうするんだ」と、彼は夜中しきりに女の子たちの心配をしていました。
そんな心配をされてるとも知らず、夜更けまで騒ぎまくるガールズ。

案の定、朝になるとお父さんらしい人が迎えにきてキャンパーを片付けてました。
「ほーらね」という私に、まだ「信じられない!」を連発している彼。

夜間は特に、不審者を引きつけないよう常に周りに注意を払って、目立たないように行動している彼にとっては、かなりショックな出来事だったみたいです。
まあでも、こういう安全な町もあるということが分かっただけでも嬉しいな。

トリニダードに続いて、またも居心地のよい町、発見!
しかもどちらもコロラド州。
私の中で、コロラドに対する好感度がぐーんとUPしてます☆

さて、お隣の町コロラドスプリングスの山火事について。
発生から6日経ちますが、被害は拡大しているようです。

photo:01
風の強さや向きによって、色も規模も毎日違って見える煙。
この日はひどかった!

photo:02
ここは戦場か!?ってくらい…
薄暗いけど、真昼間です。

昨日は32,000人が町から非難したそう。
火にのまれていく民家の様子がニュースで流されています。

コーヒーショップに集まってくる人々の間でも、どこから避難してきただの、どこそこのストリートは大丈夫だの、情報交換のやりとりが盛んです。

ここモニュメントのウォルマートのパーキングにも、お泊りRVの数が増えてきました。
旅行者だけでなく、きっと避難してきた人たちも混じってるんだろうなぁ。

昨日ウォルマートで買い物をしたら、レジの店員さんが「強制避難してるけど、自分の家がどうなっているかも分からない」とため息をついていました。
一日も早く鎮火しますように。

この先、コロラド北部も山火事エリアは続きます。
どっちみちデンバーのような都会はスルーしたかったので、一気にコロラドから出ようかと思っています。

コロラドの北はワイオミング州。
私にとっての「美味しいステーキハウスNo.1」がある州です。
楽しみだわ~♪