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最近資料のために読んでハマったのが、

村野藤吾という建築家の著作集。
えーっと、関西で活躍された建築家で

戦前戦後ぐらいの建造物が多いです。

たぶん昭和の大阪で彼の建物を

見てない人はいないと思います。

心斎橋そごう

神戸大丸

梅田の換気塔

ミナミの新歌舞伎座

阿倍野ターミナルビル

都ホテル大阪

・・・などなど。

この人、大学時代の論文からすでにイケてます。

「様式の上にあれ」

何かを追及してる人ならぐらっとくる言葉ですね。

「99%は施主、1%は自分」

これもそう。そしてこの「1%」は自分自身でもどうしようもなく

表出してしまう自分だと仰ってます。

モノ作る人ならわかる言葉でしょ?

鉛筆一本の線に何億も託されると感じる建築家だからこそ

深い思想を自分に課して九十歳を超えてもなお現役で働き、

死の二日前まで仕事をしていたという逸話を持つ。

この人の建築物、実は大阪にいっぱいあったけど、

現在次々に建て替えの為、失われている。

仕方のないことかもしれないけれど、新しく建つビルにも

村野イズムが込められていることを切望するのです。