体を健康にする食べ物
食べ物は私たちの健康に密接に関係しています。
食生活の見直しで
健康維持や病気予防ができることもわかってきています。
食生活と食事の内容に気をつけ、
病気になりにくい体をつくっていきましょう。
今回は骨粗しょう症を抑えるのに効果のある食べ物を集めてみました。
骨粗しょう症を抑えるのに効果のある食べ物あれこれ その8
シラス・ジャコ
シラスとジャコ(ちりめんジャコ)は、カタクチイワシの稚魚を
干して作られます。薄い塩水でゆでて、7分乾きにしたものが
シラス、さらに乾燥させたものがジャコと呼ばれます。
また、ジャコには、サバやイカナゴの稚魚で作られるものもあります。
シラスを板状にして干すとタタミイワシになります。
成長して6~9cmくらいになったものを
そのまま干したものが、ごまめと呼ばれます。
塩水で煮てから干したものを、煮干しと言います。
開いてから、しょうゆ、みりん、砂糖を合わせた調味液につけ、
それを干したものが、有名なみりん干しです。
カルシウムを摂れる供給源として、骨ごと食べられる小魚類は、
非常に優れています。
シラスを大さじ1杯食べたとすると、
カルシウムの摂取量は27mg、タタミイワシ1枚なら48mgです。
カルシウムの吸収に必要なビタミンDも含んでいますので、
一石二鳥の食材と言えます。
カルシウムは吸収率の低い栄養素です。
ですので、吸収を妨げる食品にも注意が必要になってきます。
リンをあまり摂り過ぎると、リンはカルシウムと結びつき、
カルシウムが吸収されずに排泄されてしまいます。
ソーセージやハム、加工食品にはリンが含まれていますので、
注意しましょう。
また、フィチン酸もカルシウムと結合して
排泄してしまうので、フィチン酸を含む玄米や
全粒粉のパンをよく食べる人は、気をつけましょう。
シラスもジャコも塩分を多く含みます。
これを防ぐには、ナトリウムを排出する働きがある
カリウムを含む食品を一緒に摂ることが重要です。
カリウムを含む食品としては、野菜、いも類、果物、
海藻などが一般的です。
食べ方は、ごはんにかけてそのまま食べたり、
お茶づけにしてもおいしいですね。
おろし和えや酢の物、寿司飯の具にしたりします。
実がふっくらとしていて、塩気が少ないものを選びます。
折れたり、黄ばんだりしていないものが良いでしょう。