コトバが降ってきた。
書いて るんだけど
書かされて るような感覚がどこかにある。
頭の中がコトバで埋まっていく。
それをいそいでキーボードに打ち込んでいく。
読み返すとまた、違うフレーズが浮かんで打ち直す。
そんな作業を繰り返すうちに
頭の中に少しづつ隙間が出来てくる。
インプットに追われる時間が度を過ぎると
そろそろ何でもいいから吐き出していかないと
キャパを超えてパンクするぞっていう
警告音が鳴るような気がする。
ここのとこ、書くことが止まらないのは
そういうことなのかも。
以下、趣味の絵空事でございます。
読後感には何の責任も負いませんのであしからず。
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よければこの音楽とともに。
「あなたの背中って、何でこんなに敏感なんだろうね。」
キミの左手の薬指がすぅっと、骨の輪郭を撫でる。
そうだね。
こうやってキミの気配を背後に感じるだけで
この皮膚は甘くざわめきだす。
「見えないからだと思うよ。」
納得して無言でうなずくキミも
この目には映らない。
「目には見えないものを 僕ら 抱きしめる」
Mr.Chidrenの、隔たりという曲の一節が
頭の中で流れる。
あたし達が今朝抱きしめたのも
そういう類のモノだろう。
遅くなってしまった朝食の準備をしながら
キミが背中に仕掛けてくる悪戯を
甘んじて受け入れる。
余韻という飴玉を
二人して舐めながら弄ぶ。
目が覚めたら、目の前にあったキミの耳たぶの味を。
思い出そうとしてちょっと齧ってみたら、
目を覚ましたキミが仕返しをしてきたので。
ベッドから抜け出すのに
思いのほか、時間がかかってしまった。
今朝も早くから庭の桜の木では
セミが大勢、鳴いている。
大きく開けた台所の窓から見える山の稜線は
もう少し霞んだ方が雰囲気あるのに、と思うほど
くっきりとし過ぎている。
窓から流れ込む風の温度が
少しづつ上がっていく。
雲ひとつ無い、高くて青い空を見上げながら
コーヒーをひと口含んで、飲み込んだら。
アイスにすればよかった、と少し後悔した。
いじわるな悪戯に満足して
テーブルのそばに座ってるキミに向かって
こっそりと「おまえのせいだ」と悪態をつく。
マンションの前のアスファルトが夏の日差しに焦げていく。
キミが観ているテレビの音をぼんやり聞きながら
あたしは別のことを考えていた。
海が見たくてたまらない。
火傷しそうなほど熱くなった砂浜。
傷口に沁みる冷たい海の水。
あの温度と感触を、思い浮かべるだけで
まぶたが潤んでくるのだから
これは相当に、重篤な病だ。
テーブルの向かいに座るキミと目が合う。
なんで目が潤んでんのって言いたげに
眉間にしわを寄せ、目をそらさないキミ。
少しだけ眉を上げて、そっぽを向いてみる。
そうすると
キミは何も訊かない。
あたしは何も話さなくてすむ。
言葉にならないモノを
話すコトは難しい。
使った食器をそれぞれが台所に運び
一緒に片づける。
今日は同じ時間に家を出る。
先に靴を履いたキミが
また目を合わせてくる。

また少しだけ、あたしは眉を上げる。
こうしてキミとあたしは
見えないモノを抱きしめあう。
二人だけのやり方で。
キミはこうして
あたしを守ってくれる。
最初の曲がり角で、行ってらっしゃい。
あたしは海へ行く。
帰ったら、見せたいと思った景色のことを
たくさん話そう。
そして君が眠ったら
今朝の悪戯の仕返しを。
キミの背中の味を、確かめてみよう。
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このぐらいの長さなら楽しんで書けるわ~( ̄▽+ ̄*)
朝、出かけるまでにざっくり書いといたから
仕事の合間に細かく浮かんでくるとこ、詰めて。
でーきたっ(・∀・)
この三日間、久々に思う存分書いたわ~w
毎日こんな雑文を読んで
お付き合いしてくれてる方、ご苦労様ですっ!

ほんとにありがとうございまーすっ


