勲章。
ココロに焼きついたキミの姿。
火傷の跡は
ケロイドになった。
醜く盛り上がったその肉のカタマリは
妙に艶のある桃色で
ソレを指先でそっとなでると
僕はキミの柔らかい温度を思い出す。
そうやって僕は
あの日からずっと
キミの存在を確かめてきた。
キミの本当を掴みたくて
何度もそのカラダを抱きしめてみたけど
まるで腕の中で溶けてく雪のように
眼が覚めればキミの姿はなかった。
本当の存在は
ココロの奥に焼きついた
あの桃色のケロイドなのかもしれない。
じゃあ。
本当の僕の存在は
キミのどこにあるんだろう。
今日、僕はとても不機嫌だった。
どこかで望んでいたことが
本当に起こって
頭の中がぐちゃぐちゃになってる自分に対して
本当に不機嫌だった。
それでも僕は今。笑ってる。
僕はどこかで
この不機嫌さを楽しんでいるのさ。