新盆。
小さな小さな二つの命。
まだまだ地上に現れたばかりのかよわき新芽を
無残にも踏みにじったヒトデナシ、いやバケモノに
僕は怒りを覚え続けている。
だけど、ついさっき。
友達が貼り付けてくれた「花の匂い/Mr.Children」を聴きながら
ああ、そうかと思いついたことがあった。
きっと二つの命が
それまでに出逢えた人達が
きっとお盆には花を供えて
想いを、祈りを空に届けているはずだと。
それに。
僕の大切な家族も空にいるじゃないか。
ねえ。
あなた達が太郎と花子と別れた頃と
同じ年頃の子が二人
想像を絶する痛みを抱えて、そちらに行ってしまったんだ。
どうか。
太郎や花子に接する気持ちで
その子達を抱いてあげて。
どうか。
ただただ、抱きしめてあげて。
お坊さんはそちらの世界には
苦しみも痛みも悲しみもないって言ってたから
僕はそれを信じてる。
そう信じることで
そう祈ることで
僕はほんの少し
痛みが和らぐ気がするんだ。
あなた達を亡くした痛みが和らいだようにね。
だけどやっぱりこの歌を聴くと
僕の胸は
ぎゅうっとつぶれてしまうよ。
そしてまた僕は、信じて、祈る。
きっと。
ずっと。
その繰り返しなんだろうね。