今回はわたしのドイツでのビザ申請にまつわる体験談を書きたいと思います。まず、基礎知識として外国人としてドイツに長期で滞在するには外人局(ドイツ語でAusländerbehördeまたはAusländerstelle)から滞在許可(ビザ)を得なくてはなりません。日本国籍を保有する者であれば、無査証でドイツに入国し、最大3ヶ月滞在することは可能です。(労働は不可です。)しかし、それ以上滞在するには滞在許可が必要になってきます。
外人局から滞在許可を得るにはドイツに滞在するための「理由」が必要になってきます。具体的に例を挙げますと、ご自身の興味のあるお仕事に応募をし、その企業から労働契約書を取得します。その契約書を元に外人局にて労働局(Agentur für Arbeit)に向けて労働許可取得のための申請を行います。労働局から許可がおりることにより、晴れて外人局からドイツに滞在する資格があるとみなされ滞在許可証(Aufenthaltstitel)を受け取ることが出来ます。因みに、許可証の有効期間は労働契約書の期間に比例します。もし、契約書の期間に異議があれば、会社と交渉されることをお勧めします。ビザが発行されるまでの期間はおよそ4~6週間ですが、状況により変動することがあるので余裕をもって申請された方が賢明です。学生の場合も基本的な流れは同じかと思います。残念ながらわたしはドイツでの学生の経験がないので、ハッキリとは言えませんが、わたしの友人はドイツの大学生として卒業までの在籍期間、学生ビザとしてドイツに滞在していました。知り合いの一人にも、語学学校に通うことで語学学校ビザを取得していました。ただ、この場合、週に何日以上通わなければいけないなどの条件があるようです。わたしの場合、ワーキングホリデービザ(以下WHV)が切れた後、上記で記したように仕事を見つけることにより滞在許可証を得てきました。
個人的な意見になりますが、正直、役所での手続きはストレス以外の何物でもありません。わたしが初めてドイツでビザの手続きをしたのはハンブルクだったのですが、ドイツで2番目に大きな都市と言われているので、外人局に申請にくる外国人の数がとても多いです。それ故に申請のアポが取れず、先着順に手続きをするシステムをとっていたため、朝早くに外人局に行き、順番待ちのリストに名前を記入し、呼ばれるまでずっと待たなければいけませんでした。申請にかかる時間はよくて2時間、もっとかかれば3時間とかの日もありました。ビザの受け取りの際は、事前にアポをとり、指定された時間に行けばいいだけでしたが、それでも予約時間が長引くことは否めません。
基本的に役所のスタッフの方はドイツ語しか話しません。正確には英語も話せますが、敢えて話さないというスタンスです。わたしもそういったスタッフに何度かあたったことがありまして、ドイツ語で意思疎通とるか、それが不可能であれば、通訳をつれてくるようにとのことです。なるべく早く、移民がドイツ語に慣れるための措置なのでしょうが、それでもドイツに降り立ったばかりで、ドイツ語もまだ乏しく、知り合いもいない状態の人にとっては難しい状況です。それから、ドイツの役所に限らず、国内どこでも言えることだと思うのですが、基本的に人によって言っていることがまちまちです。わたし自身、とても理不尽な経験をしたわけではないのですが、それでもそういった光景は度々目にします。明らかに理不尽なことを言われてると感じたら、上司の方やまた違うスタッフの方に取り次いでもらうのが賢明かと思います。
上記でも述べたように、ドイツは人によって言っていることが違うことがあるので、100%の方法はないのですが、それでもある程度の知識と交渉力、贅沢を言えば、ドイツ人の味方がそばにいれば、足元を見られずに済むことが多いです。何も知らなかったり、反論できないでいると甘く見られてしまうことがありますからね。
この内容があなたのドイツ移住への助けになれば幸いです。