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活字大好き本のむし 綾乃の本のつぶやきブログ

本を読むのがとにかく大好きです。
そんな好きな本の感想などを字数にとらわれず、つぶやいていくブログです。

3月の読書メーター
読んだ本の数:19
読んだページ数:5658
ナイス数:241

浮雲心霊奇譚 呪術師の宴浮雲心霊奇譚 呪術師の宴感想
シリーズ5冊目。
武士の嫡男が幽霊に憑依され、除霊のため霊媒師が集められることとなり、浮雲にも近藤を通してが依頼がくる。
八十八や土方と共に事件に巻き込まていく浮雲。
狩野遊山が手を引いていると思われた事件は、全く別の人間が仕組んだ大老井伊直弼の暗殺と予想外の展開となった。
さらに浮雲の出自の謎や、友だった狩野遊山との仲、幕府、井伊との関係など、少しづつ物語の核心分へと近づき今後が楽しみ。
今回も、事件に首を突っ込んで大変なことになった八十八。優しさは美徳だが今後、好奇心猫を殺すにならなければいいと思う。
読了日:03月30日 著者:神永 学

堕天使は瞑らない (光文社文庫)堕天使は瞑らない (光文社文庫)感想
結婚式を挙げる為にバリ島に向かった木田健太と茉莉花。
性同一性障害の茉莉花との結婚を家族は認めず、誰にも祝福されないと思っていたら、挙式直前に来た茉莉花の父親だけが2人の結婚を認め、幸せになれるはずの2人に涙したが、最後のどんでん返しには驚かされた。
エログロホラー飽き久しぶりの大石作品。作風が変わったという人もいますが、個人的には逆に読みやすくなったし、最後の展開はやはり大石先生らしいと感じられた。
読了日:03月27日 著者:大石 圭

ハケン飯友 僕と猫のおうちごはん: 僕と猫のおうちごはん (集英社オレンジ文庫)ハケン飯友 僕と猫のおうちごはん: 僕と猫のおうちごはん (集英社オレンジ文庫)感想
年明けの仕事初めに会社が倒産し無色になってしまった酒井寛生が、近所の神社でお賽銭を奮発して願ったのは「ご飯友達」。
そんな寛生の前に現れたのは、神様が派遣した夜のみ人間の若者に化けることのできる猫だった。
率直な性格と時々古風な言葉遣いをする、”猫(呼び名)”との楽しい夕食。寛生の誠実さをみた神様の計らいと、猫との縁が元で出会った沖守さんとの交遊と新たな勤め先を書いた、優しく心温まる話だった。
これからも続くであろう猫との話の続きを読んでみたい。
椹野先生の本は料理がどれも美味しそう。
読了日:03月27日 著者:椹野 道流

怪談稼業 侵蝕 (角川ホラー文庫)怪談稼業 侵蝕 (角川ホラー文庫)感想
建築業と怪談作家の2足の草鞋を履く作者が収集した怪談と、自らの怪異体験を元にした実話系怪談。
初読み作家さんだったが、ユーモアのある話し言葉と文体の軽さに、あまり怖さを感じない話が多かった。
そんな話の中で、「ほろ苦いアンパンの件」「撮れなかった映画の件」の2話だけは、読み終わった後に、ジワジワと染みてくる怖さがあった。
機会かあれば、他の作品を読んでみたい。
読了日:03月27日 著者:松村 進吉

瓜子姫の艶文瓜子姫の艶文感想
御蔭参りに沸く松坂。
ある日、夫に届いた遊女からの艶文を見つけてしまった商家の女将りくと、過去を忘れ御蔭参りと共に松坂に流れ着いた遊女伽羅丸の視点で語られ、亥右衛門を巡る2人の女の情念を書いた作品。
「瓜子姫とあまのじゃく」、「伊勢音頭」の一説を境に入れ替わる2人の視点。
りくが亡くなったあと後妻に入りりくと名乗った伽羅丸、どちらが前で後なのか、時間軸のずれが読者を惑わす仕掛けなり、さらに最後のどんでん返しが流石だった。
りくは瓜子姫と天邪鬼どちらだったのか?
亥右衛門、最低の男で最後は自業自得しか言いようがない。
読了日:03月25日 著者:坂東 眞砂子

僕が殺しました×7 (角川ホラー文庫)僕が殺しました×7 (角川ホラー文庫)感想
恋人のリエを殺してしまったリョウが連れていかれた会議室。
そこには同じようにリエを殺したという、年齢がバラバラの男女合わせて6人が集められていた。
リエを殺した真犯人をさがす、ミーティングで1人ずつ殺害動機と方法を自白していく。
自己弁護と虚実ばかりだが、そこから本当のリエが少しづつ見えて来る。
ただ、結局最後までリエを殺したのは誰なのか、7人の自白はそれぞれの妄想なのか、リエの妄想だったのかもよく分からず、オチの尻すぼみ感だけが残り残念。
読了日:03月22日 著者:二宮 敦人


ストロベリーナイト (光文社文庫)ストロベリーナイト (光文社文庫)感想
久しぶりの再読。
最新刊まで全て読んでいるので、事件がグロくて凄惨なの知ってるが、やはりこのシリーズは読み応えがあって面白い。
今回読んでいても竹内結子さんや西島秀俊さんを初めとする、初代姫川班のキャストのイメージで読んでいたので、4月からのドラマもそのままのキャストでやって欲しかった。。。
読了日:03月20日 著者:誉田 哲也

ホームズは北海道で怪異を嗤う (双葉文庫)ホームズは北海道で怪異を嗤う (双葉文庫)感想
ホームズ超常科学研究所所長の川邊に、ある事故が原因で乗り移ってしまったオカルト好きの少女夏菜(ホームズ)と、アフリカ帰りの医師で助手の和戸(ワトソン)が、川邊の身に起こった現象を解明する為、道内で起こった吸血鬼騒動、花婿失踪事件、議員の醜聞の3つの謎を解決していく。
なぜホームズが川邊の身体に乗り移ってしまったのか、事故の背景がハッキリしない状態から話しが始まり、川邊とホームズが元に戻るために怪現象を追うのは分かるのだが、事件との関わりが何となく消化不良のまま終わった感じだった。
次回以降に期待したい。
読了日:03月19日 著者:太田 紫織

後宮の烏 (集英社オレンジ文庫)後宮の烏 (集英社オレンジ文庫)感想
後宮の奥深くに住み、妃でありながら皇帝の夜伽をしない『烏妃(うひ)』と呼ばれる特別な妃の寿雪。
後宮が舞台なので、勝手に女達の権力争いなどドロ沼の陰謀を想像していたが、皇帝の高峻からの依頼が元で、後宮内に現れる幽鬼の心残りを晴らし楽土へと送る、ドロ沼も多少有りつつ、優しさの中に一抹の物悲しさを感じる話しプラス、”禁忌”とされる烏妃と寿雪の秘密を問う連作短編。
秘密の呪縛と一人っきりの孤独から解放され、少しずつ心を開いていく寿雪と高峻が、今後どのような関係になって行くのか、2巻を読むのが楽しみ。
読了日:03月15日 著者:白川 紺子

居酒屋ぼったくり〈11〉居酒屋ぼったくり〈11〉感想
シリーズ最終巻。
美音と要の結婚への準備も順調に進み、店舗改装と自宅の増築工事でお店はお休みなので、両家の親族紹介の食事会から始まり、結婚式、新婚旅行、そして「居酒屋ぼったくり」新装開店に向かって話は続いていく。
今回はお店が休業中なので、美音の料理はあまり出てこなかったが、色々な美味しい料理とお酒、食べて飲んで笑って泣いての、ぼったくりらしい暖かく人情に溢れた優しいお話。
出来れば、新装開店後のお話をもう少し読みたかったけど、いつまでも常連さんに愛される、夫婦とお店であって欲しいと思うラストだった。
読了日:03月15日 著者:秋川 滝美

暁町三丁目、しのびパーラーで (二見サラ文庫)暁町三丁目、しのびパーラーで (二見サラ文庫)感想
行き倒れ寸前の状態でいる所を、洋食屋しのびパーラーのウエイターとシェフをしている秋月と山蔭に拾われた少年は、兎目(とめ)という名前で働くこととなる。
自分の生まれ育った環境を頑なに明かそうとしない兎目と、オーナーの若様を含む大人達の裏稼業の話なのだが。
まだまだ謎が深く続編を期待したい。
久佐と草から、しのびパーラーと名付けた若様に、怠惰なのか洒落なのか聞いてみたい(笑)
読了日:03月13日 著者:椹野 道流

双花斎宮料理帖 (角川ビーンズ文庫)双花斎宮料理帖 (角川ビーンズ文庫)感想
『一華後宮料理帳』のスピンオフ。
当代美味宮が崑国へ嫁ぎ一年後に空位とな美味宮候補に、父親が流罪となり元服できずに居る真佐智が選ばれる。
初めは自分の境遇に不満をもち、美味宮になる事は都へ帰って官位を得る足掛かりとしか考えておらず、炊部司の奈津や他の同僚に突っかかる真佐智だったが、自らの失敗や斎王と美味宮の食事を真摯に作る奈津達の姿を通して、少しずつ自分の居場所としたい事を見つけ、成長していく物語だった。
今後、真佐智がどう成長していくかこの先を読んで見たい。
理美だけでなく姉斎王様も登場し楽しかった。
読了日:03月11日 著者:三川 みり

試験に出ないQED異聞 高田崇史短編集 (講談社ノベルス)試験に出ないQED異聞 高田崇史短編集 (講談社ノベルス)感想
高田先生デビュー20周年記念作品。
中学生のタタルの初恋と、奈々と初めて出会うQEDの2編は既読済み。
千波くんシリーズは初めてだったので、楽しんで読めたが理系が苦手なので、パズルがいまいち理解しきれず残念だった。
今回書き下ろしの、古事記異聞の雅がタタル・奈々と出会う木曾義仲の『木曾殿最期』の話しでは、タタルの相変わらずの蘊蓄には驚きだったが、奈々と結婚し夫婦になっていたことにもっと驚かされた。
肝心の木曾義仲はイメージが変わり、巴御前の名前の由来や山吹御前など知らない事が多くまた勉強になった。
読了日:03月10日 著者:高田 崇史

神のダイスを見上げて神のダイスを見上げて感想
『ダイス』と呼ばれる巨大小惑星が地球に接近し、地球(人類)滅亡が囁かれる5日間。
姉の圭子を殺された高校生の弟漆原亮が、クラスで”禁忌”とされている四元美咲に頼み込みある物を手に入れ、「裁きの刻」の前に姉を殺した犯人に復讐を果たそうとする。
圭子殺しの犯人と動機、亮の短絡的思考などミステリーとしてはイマイチ。
最後に「ダイス」がどうなったのかも分からず、どこかモヤッとしたままの終わり方だった。
設定は面白いかったのでちょっと残念。
読了日:03月07日 著者:知念実希人

コウノドリ(17) (モーニング KC)コウノドリ(17) (モーニング KC)感想
シリーズ17冊目、『離島医療』で1冊。
ゴロー先生が1ヶ月間のあいだ、離島研修するお話だったが、離島で医師が必要な一番の理由が、死亡診断書を書くことであったことに驚かされた。
もちろん緊急時の対応も大切で、都会の病気に勤務する医師のように専門性ではなく、総合力が必要とされる大変さが伝わってきた。
最後、ゴロー先生は「まだ帰って来られない」と言っていたが、帰る日が来るのか今後が楽しみ。
読了日:03月06日 著者:鈴ノ木 ユウ

Bの戦場 5 さいたま新都心ブライダル課の変革 (集英社オレンジ文庫)Bの戦場 5 さいたま新都心ブライダル課の変革 (集英社オレンジ文庫)感想
シリーズ5冊目。
失恋から潔癖症になった男性とオタク女子。ホテルのレストランでの披露宴、外部の会社と共同披露宴の3話で、男性のマリッジブルーや外部会社が絡んできて、今までと違った雰囲気だったが、それでも香澄らしい思い遣りに溢れるお話だった。
3話の最後が、6巻への含みを持たせた終わり方で、これからがますます気になる。
課長とは恋人なったばかりで、距離感が掴めず戸惑う香澄だったが、風邪を引いた課長の看病などで、少しづつ心が近づいて行く様子が微笑ましい。
読了日:03月05日 著者:ゆきた 志旗

マスカレード・ナイトマスカレード・ナイト感想
ホテル・コルテシア東京のカウントダウンパーティー、マスカレード・ナイトに殺人犯が現れるという密告。
警察はまた潜入捜査に当たることになった今回の事件も、宿泊客の正体を暴きたい警察と、お客様のことは見て見ぬ振りのホテルマン、そして色々な仮面を被った客達。
誰が犯人で誰が普通の客なのか、難航する捜査のミスリードから予想外の犯人には驚かされた。
捜査とは別に、尚美のコンシェルジュとしての力量が試される無理難題は、読んでいて楽しかったが、最後の方が少し駆け足気味だった印象。
読了日:03月04日 著者:東野 圭吾

魍魎桜 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)魍魎桜 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)感想
長野県北部の猿沢地区で地滑りが起こり、地区の伝承にも残る人柱になった僧侶が埋められたザルガメが出土。
調査に乗り出した仙龍と春菜、時を同じくして老婆の霊が現れ、住民だけでなく春菜も呪われる事になるのだが。
そこには人柱になった僧侶と村長の娘、里の大姫との悲しい悲恋があった。
春菜のサニワの力を借り、魂呼び桜を曳くことになった仙龍。
最後、魂呼び桜を曳く仙龍を初めとする職人達の勇壮な姿、再会を言祝ぎ『高砂』を唄う棟梁、満開になった桜が散りゆく狂おしいまでの美しさが目に浮かび、涙が止まらなかった。
読了日:03月01日 著者:内藤 了

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