6月の読書メーター まとめ | 活字大好き本のむし 綾乃の本のつぶやきブログ

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本を読むのがとにかく大好きです。
そんな好きな本の感想などを字数にとらわれず、つぶやいていくブログです。

6月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:3682
ナイス数:174

6月は読んだ本が少なめのまま終わってしまった感じです(^^;;

瑕疵借り (講談社文庫)瑕疵借り (講談社文庫)感想
「瑕疵」という言葉から、ホラーやミステリーを想像していたが、瑕疵物件に住む藤崎が原発関連死、貸借人失踪、謎の自殺、家族の不審死など物件の問題を洗い出し、瑕疵を解いていく4話の短編ミステリー。
それぞれの住人の孤独な心、家族との不和など読んでいて切ないが、藤崎の物静かで仏頂面ながら、真相を知ろうとする相手に寄り添う姿に心が暖かくなった。
瑕疵物件と知って住む瑕疵借りというのを初めて聞いたが、藤崎がなぜ瑕疵借りを始めたのが書かれておらず、その辺を知りたいので続編を期待したい。
読了日:06月29日 著者:松岡 圭祐

彩雲国物語 七、心は藍よりも深く (角川文庫)彩雲国物語 七、心は藍よりも深く (角川文庫)感想
新装版再読。
茶州編も少しずつクライマックスへ。
謎の疫病が流行る虎林郡石榮村。
自分たちの州牧位からの首を掛けてでも、少しでも病人を助けようと、奔走する影月と秀麗。
行き急ぐかのような2人を見るのは辛いし、堂主様と影月の絆、官吏と王という立場で対峙しなければならない秀麗と劉輝の関係が何度読んでも切ない。
読了日:06月24日 著者:雪乃 紗衣

くらやみガールズトークくらやみガールズトーク感想
恋愛、結婚、出産、子育て、家族の介護、女の人生にとって様々な理不尽なことを書いた8編の短編集。
表紙からは想像がつかないほど暗い、と言うか内容が重い、なんとも表現のしにくい内容だった。
理不尽なことが起きる度に死に(精神的に)、その後に救いはあるのだろうか?と考えずには居られない。
「花嫁衣裳」「帰り道」の2話が特に印象的だった。
読了日:06月23日 著者:朱野 帰子

リプレイス! 病院秘書の私が、ある日突然警視庁SPになった理由 (集英社オレンジ文庫)リプレイス! 病院秘書の私が、ある日突然警視庁SPになった理由 (集英社オレンジ文庫)感想
大学病院で秘書をする青井朋子は、基金設立のセレモニーで代議士の山之内に花束を渡すことになったのだが、拳銃を向ける男が現れ、警護をしていたSPの田中葵とぶつかったことで、中身が入れ替わってしまう。
お互い慣れない体で仕事をしながら、事件の真相を探ろうとするなかで、異性の目線の違いから朋子が抱えていた、後輩との付き合い方など、孤独に感じていた思いを解消し、恋人もできてのハッピーエンドだったが。
もう少し事件を掘り下げて欲しかったのと、入れ替わり状態での仕事の様子を読みたかった。
読了日:06月22日 著者:愁堂 れな

MASK 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫)MASK 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫)感想
内藤先生の新シリーズ。
東京駅おもて交番で研修中の堀北恵平(女性)は、東京駅内のコインロッカーから見つかった、全裸で不気味のお面を付けた少年の死体遺棄事件を、先輩刑事の平野と共に解決に向かって奔走する物語。
「比奈子シリーズ」ほど猟奇的ではなく、靴磨きのペイさん、焼き鳥屋のダミさん、謎の老婆メリーさんなど、脇役も温かさを感じられる人物たち。
ホラー文庫らしいけど怖さのない「うら」交番と柏村さんの謎が今後の物語のキーになりそうで、新しいヒロインの物語が今後も楽しみ。
読了日:06月14日 著者:内藤 了


恋するエクソシスト6 (レガロシリーズ)恋するエクソシスト6 (レガロシリーズ)感想
シリーズ最終巻。
九十九市の騒動も収束し破魔の力を失った刻子は、兼ねてより懸案だったジャンの両親や彼の過去を知る為、ジャンと共にイタリアに渡るも2人を待ち受けていたのはバチカンによる追跡。
何とか追ってを逃れ、ジャンの故郷に辿り着いた2人だったが、待ち受けていたのは追ってよりも酷い、目を覆いたくなるような悲しい過去。
そんな悲しい過去からジャンの精神を守っていたのが、偶然にも関わってしまったクロ、悪魔だけど彼の優しさが嬉しかった。
悲しい事実もあったが、優しいラストだった。
番外編の2話も面白かった。
読了日:06月11日 著者:梨沙

後宮の烏 2 (集英社オレンジ文庫)後宮の烏 2 (集英社オレンジ文庫)感想
シリーズ2冊目。
今回は、烏漣娘娘とは何か?
烏漣娘娘が恐れる「梟」とは?を問う、物語の謎へ核心へと迫る内容と、幽鬼たちと関わる人々の思い、どこか悲しく重苦しい話だった。
そして話が進むにつれ、謎が謎を呼び初代烏妃である香薔はなぜ烏漣娘娘を烏妃の中に閉じ込めたのか、「梟」こと宵月と星星(哈拉拉)との関係。
寿雪を庇った高峻の腕に残された梟の羽のような痣、1人で居ることとの禁忌を破り、寿雪の周りに集まり始めた者たち、今後高峻との間にどのような影響を与えるのか、さらに深まった謎がきになり続編が待ち遠しい。
読了日:06月08日 著者:白川 紺子

礼讃礼讃感想
首都圏連続不審死事件の死刑囚、木嶋佳苗の自伝的小説。
3度目の獄中結婚をしたことから興味を持ち読み始めたが、自画自賛、母親との確執、官能小説ばりの性描写の羅列に辟易して飛ばし読み。
結局最後まで一番知りたかった事件に関しては触れられておらず、はっきり言って理解できたとも、したいとも思えない内容だった。
ここまでの話を書けることをみると、頭の回転が早いと言うか、頭のいい人と言う感じは受けた。
ただこの本を読んでも、なぜ彼女がここまで男性を引きつけるのか(名器発言は差し置いて)がよく分からない。
読了日:06月06日 著者:木嶋 佳苗


禍家 (角川ホラー文庫)禍家 (角川ホラー文庫)感想
両親を事故で亡くし、祖母と二人になった宗像貢太郎は東京郊外の家に引越してくる。
初めて見るはずの家に既視感を感じ、引越し当日から様々な怪異が貢太郎を襲う。
近所に住む生川礼奈と友達になった貢太郎は、人喰いが蠢くと言われる上総の森、家の中で起こる怪異を探っていくと過去の凄惨な事件が関係するという話だが。
途中までの、後ろからヒタヒタと忍び寄る恐怖感、背中がゾワゾワする感じが凄かったせいか、終盤の盛り上がいまいちだったのと、上総の森の謎、上野家が祀っていたモノの正体が解明されず、少しもやっとした終わり方。
読了日:06月05日 著者:三津田 信三

くちびる遊び (新潮文庫)くちびる遊び (新潮文庫)感想
古典的名作を本歌取りした5つの短編集。
元になった作品は読んでいないが、それぞれの を取り入れつつ花房先生らしい作品をなっていた。
今回は、主人公の性体験の話を聞き手が聞く形で進んでいくのだが、どこか聞いてはいけない話を立ち聞きしているような、または隣で聞いているような、淫靡な空気感とほんの少しの罪悪感を混ぜたような印象。
顔を妻の臀で潰され、人間椅子となる倒錯的な快楽を持つ夫の「悦楽椅子」の話の内容と衝撃的なラスト。
中年男と女子大生だった2人の女性との、肉欲か精神的愛情かを描いた「みだら髪」が秀逸。
読了日:06月03日 著者:花房 観音

ホーンテッド・キャンパス 秋の猫は緋の色 (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス 秋の猫は緋の色 (角川ホラー文庫)感想
シリーズ15冊目。
「おしゃべりな傷口」「赤猫が走る」「片足だけの恋人」の3編で、過去の後悔が生み出した人面瘡、DVと放火現場に現れる亡くなった飼い猫、未解決連続婦女暴行殺人に関わる憑依現象の話だったが。
どの話もやはり心霊よりも人間の心の闇が強く感じられたが、「片足だけの恋人」だけは久しぶりにホラー色が強くて、殺人鬼の心の闇と亡くなっても残る妄執、憑依現象のどちらも怖かった。
2話目の亡くなった猫に再開できる幻の喫茶店、優しく切なくでも心がほっこりした。
森司とこよみは相変わらず亀の歩み(苦笑)
読了日:06月01日 著者:櫛木 理宇

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