この時代の私の仕事量は減りつつ
ありました。
仕事の一つだった少女ホラー誌が
どんどん廃刊になっていき、このまま
オカルトにしがみつくより
この機会に普通の絵 普通の漫画に
移行したいと思っていたのです
ただ沁みついてしまったオカルト
脳が普通になるのか？
2か月に1度掲載の漫画の仕事を
休むことなく無理なく
打ち合わせに入りました
あまりにも風邪をひくので
マスクをしていったのが
いかにも病人みたいで
「大丈夫ですか？」とやたら心配
されたような記憶があります。
その日は若い男子が二人きていて
担当者の引継ぎでした。
新しい担当は23歳でヒョロヒョロ
嫌な予感
なぜなら
この時の担当者とタイプがそっくり
だったのです
案の定 毎日電話がかかってきます。
悪夢再び？？？
いや、幸か不幸か仕事量が減り
焦る事はなくなりました。
また病気にならないようにしなきゃ
何の漫画を描いてたかといえば
母子家庭の親子の話で
娘が彼氏のせいで死んでしまい
母が復讐する
って本当の事件の話です。
気のりしない暗い内容で
何回も直しが入り自分じゃ
いまいちの漫画でしたが
こうゆうのにかぎって評判がいい
のです
自分が気に入って描いたものは
さっぱりだったり
だからって訳ではないですが
路線を変更する事がどんだけ
難しかったか
さらにアナログからデジタルで
絵を描くようになったのもこの辺です
それでも路線変更に舵を切って
いく私好きです
臨死体験した人が言ってたけど
あの世で一番いいポイントが貰える
行いは新しい挑戦をする事
だって
趣味でも仕事でも恋愛でも何でも
いいから新しい事をどんどんやれば
ポイントがどんどんたまるそうな
貯まったらいい階級の天国に行ける
らしい
現実では貯まったポイントで
鉄のフライパン買おうとしてる
けどね
