スケール、和音付けの必要性 | 【-AI- music】またドイツで暮らすことになりました。

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ピアニストが綴る。
日独ピアノ&バイリンガル教育&日常など
ドイツでの子育ての記録。

ある程度進んでくると、ハノンやスケールを開始します。

楽曲はスケールやアルペジオの応用で出来ているところが多く、

指の練習のために、という理由もありますが、

違う目的があります。

 

それは、調性を理解すること。

ハーモニーの色を理解すること。

 

スケールが弾けるレベルにある、ということは、

楽曲でも、正しい音、リズム、テンポで弾けるようになって

強弱も付けられるようになっていると思います。

 

その次に取り組み始めるのはフレーズ感とハーモニー感。

和声や調整の変化を感じながら弾くことによって、

少しずつニュアンスを変えていくのです。

 

絵画に例えると、

原色を少しずつ混ぜて様々な色彩の変化を作って、

濃淡などから、立体的に見えるようにしていくという作業です。

 

この和声の変化を解説する時に、

スケールやカデンツを理解している必要があります。

主要三和音と呼ばれる3つの和音を使って、

様々な調のメロディーに自由に伴奏を付けていく

という勉強もこの時期にとても有効です。

 

スケールは指使いを一度覚えてしまえばどんどん弾けるのですが、

最初に挫折する子も多いです・・。

 

耳と身体で覚えてしまいましょう!!

是非頑張って欲しいです音符