楽譜を読む+音楽を読むという事 | 【-AI- music】またドイツで暮らすことになりました。

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ピアニストが綴る。
日独ピアノ&バイリンガル教育&日常など
ドイツでの子育ての記録。

4歳からピアノを始めたとすると、

10歳ごろまでには6年たっています。

 

ピアノを習い始めたら、やっぱり最低でもそのくらいの期間は頑張ってほしい!

と思います。

 

 

まず最初に楽譜の読み方を習います。

音の高さ、長さ、大きさ、速さ。

楽譜通りに自分で両手が動かせるようになるのに3年ほど。

 

 

"楽譜を読む"とは、

楽譜に書いてある、

音、リズム、楽語記号を読むこと。

 

 

そこからもう1段階。

"音楽を読む"とは、

楽譜に書かれていない事を含めて、

作曲家が表したかった心の動きを読みとると言う事。

音楽的に自然な緩急、強弱、休符、を理解して表現しようとする事。

 

 

ここまで出来て、ようやく音楽を楽しめるようになると思います。

 

 

音楽的に表現するという事は、役者さんに置き換えてみると分かりやすいです。

人の顔を見なくてよいし、言葉がない分、随分恥ずかしくないはずなのですが。

 

曲に合わせて

急に明るく楽しく、悲しそうになんてなれない🙈

 

と言って、結構下を見て(暗め)淡々と弾いちゃう子も多く…。

外に向けての表現力、というのは持って生まれたもの、向き不向きがありますね。

エネルギーが自然に外に向いている子は、まっすぐ伝わりやすいです。

 

 

それから、加減が分からない。

この音は長めでいいよ、ここは自由でいいよ。もっと大事に弾いてよ。

 

と言っても、テンポ通り!と言う場所もあるし、

どこでどこまでやっていいか分からない🧒🏻!

から淡々と普通くらいで弾く。

 

 

この加減も難しいです。

 

 

頭じゃなく心で感じた分の間なら不自然じゃない!

つまりは、心で感じるまではテンポ通りじゃないと逆に不自然、とゆー難しさ。

この感覚はすぐには無理だけど、

うまくいった時にはコレだ!と分かるから不思議です。