いつも正しい選択をしてきたと自負するセリ(ソン・イェジン)が到着した場所は北朝鮮の家。
リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)に助けられ、ジョンヒョクの家で朝を迎える。
セリは朝ご飯に毒が盛られていると疑い、ジョンヒョクはセリをスパイではないかと疑う。
“私はスパイじゃないわ。韓国で私を知らない人がスパイよ。
今、私の名前をネットで検索したらビックリして腰を抜かすわ。”と言うセリに
“ここにはインターネットがないからそんな心配はするな、君がここにいることは誰も知らないから”と答えるジョンヒョク。
身元不明で死んだ女性がセリだと思っていた北朝鮮軍は
ジョンヒョクの家にいるセリを見て仰天する。
セリは家に来た軍人たちに不時着した場所まで連れていってほしいと頼むが、
彼らはそのエリアでの勤務が終了ばかりで、(交代勤務により)次は数ヵ月後になるため
しばらく北朝鮮で過ごすことになってしまった。
軍に戻るジョンヒョクはセリに
“内線5を押せば直通電話になる”と教え、セリは“ホテルのコンシェルジュサービスのようなものね!”と喜んだ。
そして“ホテルじゃない!”とにらみつけるジョンヒョクに緊急の場合にのみ電話をかけると約束した。
セリは“緊急にボディウォッシュが必要!!”“緊急にシャンプーが必要 !”“緊急にアロマキャンドルが必要”“お湯が出ないのよ、緊急事態!”と次々に連絡をしてきて、ジョンヒョクを困らせる。
セリに絶対に韓国から来たとバレないようにと命令し、軍隊に戻ったジョンヒョク。
墓荒らしの死亡原因を調査してほしいと申し出るが、ピョンヤンの本部で報告することを命じられる。
一方、ク・スンジュン(キム・ジョンヒョン)はセリの次兄との事業で
巨額の横領をし、指名手配された。スンジュンは捜査網を避けるため
北朝鮮の逃亡を斡旋してくれるブローカーに会った。彼は詐欺罪の時効が切れるまでの10年間、北朝鮮で隠れることを計画した。
町中が停電になり、不安に怯えながら懐中電灯を探していたセリは、近づいてくる光を見て花瓶を手にした。あやしい人が家の中に入ってくると思ったセリはジョンヒョクの顔を見て涙をポロポロ流す。
ジョンヒョクは
“風呂に入る時も寝る時も必要なんだろ”とセリにロウソクを渡すが
“私が欲しいのはアロマキャンドルよ…”と大粒の涙を流す。
ジョンヒョクはセリのために買ってきた韓国の化粧品やシャンプーの入ったカバンを渡し、
セリから名前を聞かれても答えずにピョンヤンへ出発してしまった。
ピョンヤンに到着したジョンヒョク。
しかしチョルガン(ジョンヒョクの上司)の差し金により尋問質へ連行される。
尋問中、彼が総政治局長の息子だと分かるとすぐに開放され、その知らせを聞いたチョルガンは昔ムヒョクに弟のジョンヒョクを紹介されたことを思い出す。
ジョンヒョクは墓荒らしたちが事故で死亡した事件について
あやしいと睨み、自分の兄の死とも関係があるのではと感じ
調査のためにピョンヤンへと向かったのであった。
セリがジョンヒョクの家でピアノの楽譜や見覚えのある写真を見ていると
検閲のドアを叩く音。身を隠すが見つかってしまう。
ピョンヤンから車を全速力で飛ばして帰ってきたジョンヒョクは
軍に見つかったセリを見て自分の婚約者だと言ってみんなを驚かせる。
“何をしているのですか?私の婚約者です!私の婚約者から銃を降ろしていただきたい”
胸キュンの衝撃発言。
第3話へ続く~