職場の女性のパートさんに、息子さんがスイスに住んでいる方がいます。


その息子さんはスイスの方と結婚されていて、子供が2人います。


先日のその息子夫婦が子供を連れて日本に遊びに来たそうです。

パートさんは家に来たその息子夫婦と孫たちと楽しい時間を過ごしたそうですが、その時に今ヨーロッパで今起きている日本ブーム、というものについて色々と聞いたそうです。


日本ブーム、といってもその息子の奥さんは大の日本アニメ好きで、日本留学中もオタク向けのイベントに参加していたぐらいなので、そのブームも彼女目線で見た感じになるかと思います。


そのスイス人の奥さんの話によれば、日本人気(日本食や日本の漫画やアニメ)が数年前から欧米で高まっていたらしいのですが、コロナ禍をきっかけに一部の人々から一般大衆へと広がったのだとか。

コロナで外出できない間、若者達はNetflixAmazonプライムなどで日本のアニメをたくさん見てハマる人が続出し、またYouTubeなどでも海外の情報を伝える動画で日本関連が人気になった、と彼女は説明したそうです。



昔と違い、今はほとんどの日本のアニメはメジャーなものからマイナーなものまでが動画配信で海外で見ることができ、そこにはありふれた日本の日常生活も描かれていたりする。


日本人にとっては当たり前なことも、海外から見ると驚くことは多いそうで例えば、多種多様な美味しい食べ物があること、夜に女性が1人で歩けること、子供が1人で通学できること、親切な接客、などは海外ではありえないそうです。


また他にも魅力的な点として、今も残る伝統や文化、寺社仏閣などの歴史的遺産、四季のある美しい自然、温泉、便利な交通機関、アニメや漫画、フィギュア、コスプレなどのサブカルチャーなどがあり、何かしらの海外の人の嗜好を満たすものがある。

他にもあげればまだまだありそうですが、先程紹介したスイス人女性は日本が、あらゆるものがバランスよく揃ったテーマパークに見えた、と語っていたそうです。


もちろん全ての外国人からそう見えているとは思いませんし、彼女はかなりの日本贔屓なので割り引いてみなければならないですが、少なくとも日本のアニメをたくさん見た人は、少なくとも自国と比べたら、日本は多少はテーマパークのようには見えるのかもしれません。


アメリカの有名な旅行雑誌コンデナストトラベラーでも、質の高い体験を与えてくれる国として、世界で訪れるべき国で日本が一位に選ばれたりしていて、旅行先としても日本に注目が集まっています。


https://www.jnto.go.jp/news/press/20231004.html


自分は基本的には観光業に依存した国は先進国ではないと思っているのですが、しかし使える財産は利用すべきでしょう。


逆に日本そのものをディズニーランドみたいなテーマパークと思えば日本が弱いエンターテイメント産業を推進する発想の転換となります。

考えてみれば、質の高いおもてなしや接客は、テーマパークの基本に通じるものがあります。


先進的な科学技術を磨き、製造業を疎かにせず、国家としての基礎や土台を維持した上で文化的なエンターテイメント産業を花咲かせる。

そうすれば世界で1番素晴らしい国になると思うのですが、残念ながら日本の政治家にそんな発想はなさそうです。

政治家は次の選挙に当選することだけしか考えず、官僚やアメリカの言いなり。

国民も政府やマスコミの言うことをそのまま信じ、自ら考えることをしない。


イーロンマスクが、日本は何かを変えなければ、日本は消滅する、とツイートしました。


その何か、に日本人が気づくことができれば、日本は再び上昇できると思うのですが、どうなのでしょうか。


一回全てが更地になるところまでいかないとよいのですが