編「私の野望はやはり…これなんだよ。」
ピッ(画面が明るくなる)
真「えっ…??みんなが映ってる?ってか何で棒立ちしてんの?」
航「いや…違う!この前と同じだ!これはみんなじゃない!ホログラム戦士だ…テレゾンビだ!」
編「わたしの野望は…テレビを活気あるものにすること…!不完全なものなど必要ない」
萌「不完全なもの…?」
編「そうだ。不完全なものがあるからこそ視聴率が下がり、評判も下がる。だから活気のないものを作り出し、発信してしまう。…その不完全なものは、お前たち、人間のことだぞ!」
萌、真「!!」
編「全てが完全に動けばいいのだ。そう、機械のように。人間は、完全なものを求めるのだから。」
太「…………なんか、よく言ってる意味わかんない」
航「とにかく僕たちのジャマはしないで!」
バンッ(ドア開く)
寿「そうや!つべこべ言う前に、あんたが出て行けば?!」
編「何なんだ君たちは!さっきからノックもしないで入って来て!……私の計画にジャマなのは君らの方だがな」
ニ「確かに完全なものは素晴らしいと思います。でも、初めから完全なものなんて、飽きてきますよ。」
崚「そうだそうだ!」
昌「僕たちは、不完全な存在だからこそ、ここで働けているんです!それはあなたも分かってるはずですよね!?」
編「くぅぅ…う、うるさい!とにかく、お前たちに思い通りの番組を作らせるもんか!外の世界の電波はすでに切ってあるんだ」
晴「外の世界?」
勝「『ネオ』のつかない世界のことだ」
杏「そうか…『ネオ』のつかない世界に電波が届かなくなってるのは、編成局長のせいだったのね!」
バンッ
出「不審な人物!とっつかまえてやる!!」
皆「ボス!」
あ「………えっ?!編成局長?!」
隼「…編成局長が、また大天才テレビジョンを奪おうとしてるんです。電波が届かなくなったのも、この人のせいです」
あ「どうしてこんなことを…!」
編「不完全なものなど必要ない!不完全な人間が不完全なものを発信して何の価値がある!」
太「………そういうあなたは?」
編「?!」
萌「さっき、言いましたよね?『不完全なもの』っていうのは、人間のことだって。でも…あなたも人間です。」
司「僕たちがもし、この大天才テレビジョンにいらない存在だって言うなら、それは編成局長も同じですよ」
皆「そーだそーだ!」
出「いろいろ言うのはやめといたほうがいいぞ!」
編「……けっ。私のほうが身分は高いんだぞ、出川君」
出「…こりてないみたいだな」
ガチャ
ふ「電波調査装置、反応あり!」
編「なんだなんだ?!」
真「ふかわ主任!装置、完成したんですね!」
ふ「そ!思ってたより早く完成したからさっそく使ってみたんだけど、こんなに早く反応するなんてね!」
侑「さすがですね、主任!」
萌「反応ありってことは…この部屋に、電波が届かなくなった原因のものがあるってこと?」
ふ「そ!…ん?机の中からの反応が強い!」
編「だっ…誰にも邪魔は…」
寿「ちょっ、どいて!」
どんっ
編「うゎっ」
美「調べるのに邪魔です!」
ガサゴソ…
ふ「ん?これは…日本人形?」
崚「あ!!それ…!」
玲「編成局長のお人形さん……って言ってたやつ」
編「やっ…やめろぉ!それは私の大事な…」
美「黙っててください!!」
ふ「とりあえず、これを調べれば、電波はなんとかなるよ!」
皆「やったー!!」
編「だっ…だまれぇ!!電波が届くようになったところで、何の価値がある!不完全なものを届け続けて、何の意味がある!」
萌「大!天才てれびくんを見てくれてる人たちとの間には、絆があったんです!」
航「電波が繋がれば、またネオのつかない世界のみんなとつながれる!」
編「絆…。ふん、そんなものの証拠はどこにあるのだ?」
萌「証拠って…。」
杏「……?」
昌「? 杏奈、どうしたの?」
杏「なんか…ここに誰か足りないような気がする」
昌「誰か?……あ!朱里と結実と延命ちゃんは?」
ピッ
皆「?」
隼「あれ……画面に誰か映ってる…?」
てれびちゃん「この思い……世界中のみんなに届けーーっ!」

♬~♩♩~
公共電波にのっかって
公共電波にのっかって
画面の向こう届けこの熱い思い
ラララ♬

昌「あ!あそこにいるじゃん、あか…」
会「電波ミルクさんと受信チョコさんと画面さくらさんですね」
あ「わっ、会長!」
編「!!」
出「どっから出てきたんですか!」
会「この部屋にずっと隠れていたのです。話は全部聞きましたよ、我修院君。」
編「ぐぐぐ…」
会「あなたは、大天才テレビジョンが不完全だと言いました。それゆえ、視聴者に不完全なものを届けることになってしまうー…。と。
しかし、この世に完璧なものは…無いのです。たとえテレゾンビでも。不完全なわたし達が、失敗もしながら何かをやり遂げようとする、それこそ、テレビをおもしろくする要素なのです。」

♬~
時代は変わりました
情報社会です
いろんな方法があるけどやっぱり
大好き テレビ!!(J'adore la television!)

会「ネオのつかない世界の視聴者のみなさんとの絆…。君も知っているでしょうが、あの歌の作詞は…ネオのつかない世界のみなさんが手がけてくださったのですよ。絆が無ければ…あんな歌は作れません。」

♬~
 てんさいで(ビリリとしびれる)
レインボーな(宇宙中が笑顔だよ)
ビーム発射(アイドルはきついゆ)
われわれは てれびちゃん!!(にゃんにゃん)

ガチャッ
警「大天才テレビジョン警備部到着!」
会「我修院君を会長室へ連れていってください。」
警「了解です。」
編「うぐ……」

それから、1週間後…。

~スタジオ~
航「いやー、よかったよかった!またネオのつかない世界のみんなに放送届けられるんだね!」
侑「天てれ、打ち切りにならずにすみましたね!」
延「よかったですね!ふかわ主任にも感謝ですー!」
美「そういえば…あの後、編成局長はどうなったんですか?もしかして、また逃げたとか…」
航「そうそう。しばらく大天才テレビジョンに関わらないようにってなったらしいよ。あ、またテレゾンビになって逃げたりはしてないから大丈夫!っていうか、もうテレゾンビいないし!」
美「よかったぁー…」
あ「みんな何してるの!早く準備!」
結「もうすぐ本番だよ!」
航「わかってるよ!ってか、みんな全然来てないじゃん!」
結「えー?!もう、みんな何してるのー?!」
太「みんなごめーん!遅くなった!」
司「ボス呼びに行ったら、居眠りしてて起こすの大変でしたー!」
美「もう、ボス何してるんですか!」
出「ごめんって!大事な収録日に…」
侑「でも、ボスが遅れてくるの、もう慣れちゃいました!(笑)」
航「確かに!(笑)」
結「他のみんなは?」
侑「ゲストさん呼びに行きましたよ?」
 延「…にしては遅くないですか?」
侑「今日のゲストさん多いからさ、時間かかるんだよ、きっと」
真「ゲストさん入りますー!」
あ「あっ、やっと来た!」

5分後
ス「本番3分前でーす!」
あ「いやー…またてれび戦士22人揃うとはね!これで3回目?」
結「何てったって今日の生放送は、久しぶりにネオのつかない世界のみんなに見てもらえるんですよ?パーッとしないと!」
出「パーッとって何だよ(笑)」
結「こ…この嬉しさを噛み締めて、頑張ろうってことです!」
崚「…あ、はい!一つ言っていい?」
出「ん?何だ、崚行」
崚「あのー…この前、てれびちゃんが歌ってたじゃん。その時、…すっごい楽しそうに見えたんだ。そういうのが、また見てくれてるみんなにも影響するんじゃないかって思う。…要するに、楽しんで行こうってこと!」
皆「いぇーい!」
ス「そろそろ位置についてくださーい!」

今日も、これからも、笑顔で楽しくやる!
それが、出川イズム!

ス「5秒前、4、3、2、1!」


The end

この物語はフィクションです。


画面の向こう届けこの熱い思い事件、完結しました
いやー、長かった。こんなに長いのは、たぶんこの話だけだと思います。(笑)

さてさて、第2話は誰が出てくるのでしょうか。
まだ決めてないけど。(笑)
この戦士出してほしいっていうリクエスト、あったら言ってくださいね

どろろんっ=3

Candyからの投稿