~大天ブログ~
皆様、こんにちは。大天才テレビジョン会長です。
今日はちょっと残念なお知らせがあります。

大天才テレビジョンはネオ渋谷区から「大!天才てれびくん」を放送していますが、この度、私たちの放送電波は「ネオ」のつかない世界に届かなくなってしまいました。
私は早速、大天才テレビジョン放送技術研究所略して大放研のふかわ主任に調査を命じました。ところが、「きっと星のめぐりがよくないのでしょうね。何か都合悪かったですか?」などと科学者とも思えぬとんちんかんなことを言っているばかりで、原因は不明です。
行方をくらましたままの編成局長、あるいは会社を逆恨みしている何とか大魔王が懲りずに何かたくらんでいるのかも知れませんが、確実な情報は何もありません。

これまで3年間、出川哲朗特命プロデューサーとてれび戦士たちは、長寿番組のよさを生かしながらもまったく新しい「天才てれびくん」を創り出そうと、「大!天才てれびくん」の制作に取り組んできました。
「天才てれびくんタロウ」の方が好きだったとか、「タロウ」に戻してほしいというご意見も数多くいただきましたが、出川Pは自らの信念たる「出川イズム」を揺るがせることなく、不器用ながらもまっすぐ真剣に邁進しました。これまでとはまた別の形で皆様に愛していただける番組となったのではないかと思います。

「天才てれびくん」シリーズは、常に新しいことに挑戦し続けることを運命づけられた番組です。全放送清く正しく美しく好感度向上委員会略して全放向のような団体や、時折来訪する謎のUFOや怪人物たちのちょっかいに負けることなく、てれび戦士たちは魅力的で新しい豊かな放送番組を今後も創造していくことでしょう。
ネオのつかない世界の皆様。電波は途切れてしまいましたが、いつかまたお会いできる日が来るかもしれません。そのときはまた、あたたかい応援をお願いします。

ああ、そろそろネオのつかないインターネットへの接続も切れそうです。
おなごり惜しいですが、このあたりで一旦お別れです。

テレビって本当にいいものですね。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。

2014年3月27日
第19代 大天才テレビジョン 会長

~社員控室~
出「…さっきの会長の社内放送の内容、大天ブログに書かれてるな…」
延「最近ずっとふかわ主任を見てなかったのは、これの調査をしてたからだったんですね…」
ニ「さっき、スタジオからここに戻ってくる間に、誰かが噂してるの聞いちゃったんですけど、『ネオ』のつかない世界に電波が届かなくなるっていうのは、『ネオ』のつかない世界の放送局では3か月ぐらい前から分かってたらしいんです。だから、今『ネオ』のつかない世界での「大!天才てれびくん」の後継番組を作っているらしいです」
あ「それって……『Let's天才てれびくん』のこと?『追伸』ってところに書いてある…」
ニ「…そうかもしれませんね」
晴、結「ただいまーっ!」
あ「美晴…結実!おかえり…」
晴「スタッフさんから聞いたで…!」
結「電波が…受信できなくなったって!」
隼「受信できなくなったのは『ネオ』のつかない世界の人たちの方だけどね…」
萌「問題は、電波が届かなくなることで視聴率が下がるってことですよね…」
太「そうなったら…」
美「ヤバイよ~っ!!」
侑「『大!天才てれびくん』打ち切りになるかもってことですね」
皆「…………」
ガタッ(立ち上がる)
航「…みんな!なんとか方法を考えよう!」
司「方法って…ふかわさんでも見つけられなかったんですよ?」
陶「不可能である確率が高いかと…」
航「もし不可能だとしても…不可能なことに挑戦する、それが」
航、出「出川イズム!!」
あ「そうだよ!みんな、これまでの3年間または2年間または1年間、出川イズムを学んできたじゃない!出川イズムのこと、会長もブログに書いて褒めてくれてたじゃん!」
ニ「…そうですよね!」
結「うん!…ずびー達の言うとおりだよ!」
真「またここで出川イズムを発揮する時がきたんだ!」
隼「…みんな、やろう!」
皆「おーっ!」
出「…最近の隼也、やっぱりリーダーらしくなったな」
隼「え?!」

こうして、てれび戦士13人と出川特命P、鈴木APはふかわ主任とともに調査を続けることに。
ふ「みんなには、まず怪しそうな人を探して、その人のこと調べてみたらいいかも」
ニ「なるほど…怪しそうな人、誰がいると思う?」
隼「………古坂大魔王」
航「正直、あの人がいい人なのかワルい人なのかわかんないんだよねぇ」
ふ「じゃあまずその人ね!」
そして、警備部長や報道部長、他の部署の戦士にも協力してもらえることになり、大天才テレビジョンは再びひとつに団結した。

それから1ヶ月後の、2014年4月27日。
未だ、これといった確信できるような情報は見つかっていない。本社のメンバーは「大!天才てれびくん」の収録もあるため、調査はあまりできなかった。
そして、毎年恒例の社員人事異動により、隼也が大天祭事務局 体育部、ニイナが大天才テレビジョン九州支局に転勤になってしまった。これで本社に残った戦士は11人。

真「はぁー…こんなに調べても手がかりがないなんて…」
結「…今わかってることと言えば、古坂大魔王のしわざじゃないこと、そして可能性としては不在のままの編成局長のせいか、もしくは星のめぐりが本当に悪いのか…」
萌「編成局長?」
結「あ!そうか、めぐたん達は知らないのか、編成局長のこと。」
航「なんか、1年ぐらい前に、編成局長がホログラムてれび戦士を呼んで、僕たちがてれび戦士じゃなくて全然別のことさせられるっていう事件が起きたんだー。通称『さよならは突然に事件』だっけ。」
陶「そのホログラム戦士は『テレゾンビ』と呼ばれてるらしいです」
司「そうそう!その時、萌ちゃんのテレゾンビもいたんですよね、先輩!」
太「あ…うん、まあ、そうだったね」
萌「え?!…私の?」
結「とっとにかく!編成局長の可能性も高いってことだね!」
美「あ!!そういえば!!編成局長はもしかしたらテレゾンビなんじゃないかって噂を聞きました」
皆「えっ?!」
美「なんか、あの事件が落ち着いた後、編成局長に罰が下されるはずだったけど、その最中に消えたっていう噂です」
延「こっ 怖い…」
晴「もしかしたらその編成局長て、ホンマにテレゾンビかもしれへんなぁ。」
侑「普通の人間は、消えるなんてできませんもんね」
結「うーん…その編成局長を指名手配すればいいと思ったんだけど…実はテレゾンビで、もう消えちゃったってなったら、探しようがないよね…」
真「でもさ…その編成局長のこと、まだ調べてみる価値はあると思うな。確かに、話聞いてる限りで怪しいし…」
萌「調べるっていっても、どうやって?」
真「え?……うーん」
司「例えば!大天才テレビジョンで働いてたんだから、履歴書とか、いなくなる前の活動データとか残ってるはずじゃないですか?」
延「あと!編成局長のこと知ってる人に話を聞いてみるのはどうですか?」
  結「…なるほどね。よし、みんなで編成局長のこと調べよう!そして、結実はある人たちを呼んでくるから!」
皆「ある人たち?」

結実の言った「ある人たち」が誰のことなのか分からないまま、てれび戦士たちは収録のかたわら、編成局長について調べ始めていた。それから1週間後…。

~廊下~
侑「さっき調べてて分かったんだけど、編成局長ってフランス語しゃべれるんだって!」
晴「ホンマに?」
太「あっ、それ…違うっぽいよ!」
侑、晴「え?」
太「前に、朱里ちゃんて人がいたんだけど、フランス語話せるらしくて、2人でフランス語の会話が成り立ったって誰かに勘違いされてたらしいんだ」
晴「そーなんや…」
朱「あたしがどうかした?」
太「え?!朱里ちゃん?…な、何でここにいるんですか?!」

Candyからの投稿
p.s. 線が引いてあるところは、詩月が考えた設定です。