ずっと会いたかった人。


ずっと探してた人。


目の前で私の名前を呟いた。


涙が伝う感覚があった。


それぐらい会いたかった。


生まれて初めて


このまま時が止まって欲しいと思う。


沈黙を破ったのは由依だった。



ギュッ…



彼女が私の目の前に来て


気がつくと私は彼女を強すぎるぐらい


抱きしめていた。



由 「変わんないね」


理 「ん?」



そう言って離れる私たち。



由 「加減知らず笑」

     「折れちゃうよ」



軽く肩を殴ってくる。



理 「ごめん」

 


恥ずかしくて目を逸らしてしまう。



由 「でも…嬉しかった笑」


理 「ごめん痛くない?」


由 「うん笑」



拍手が起こった。


みんなが私たちを見ていたらしい。



理 「うわ、恥ずかし」


由 「転入初日なのに…//」



(あっ顔赤い笑)



理 「変わってない笑」


由 「え?」


理 「恥ずかしいとき顔真っ赤になるの笑」


由 「えっ//」



拍手に囲まれていると


遠くから声が。



土 「わたなべーっ」


澤 「りさーっ」



土田先生と澤部先生だ。



土「呼んだのに来ないってどーゆーこと?」


理 「すみません笑」


澤 「あれ小林」  

     「もう理佐と仲良くなったの笑」


由 「違うんですあの…」



説明するのにそう時間はかからず。



澤 「そーゆうこと笑」


土 「じゃー仕方ないなぁ」



由 理 「「すみません!!」」



理 「なんで由依も謝るの」


由 「一応わたしにも原因あるし?」


理 「なんかごめんありがと笑」



(さっきからごめんばっかりだな)



その後わたしは会議室に連れていかれ


いろいろ話があって



土 「じゃそーゆー感じでいきますか」


理 「はい、ありがとーございますっ」

     「失礼しまーす」



終わった。


会議室を出ると由依が待っていた。



(夢じゃなかったんだ)



会議室での話が現実的すぎて


由依との再会が夢なんじゃないかと


思い始めていた。



由 「怒られた?笑」


理 「怒られてこんな晴れ晴れした顔の人

      いないでしょ」

     「てか怒られた前提で聞いてこないで笑」


由 「ふふっ笑」



(あーこの笑顔)



理 「好きなやつだ」


由 「ん?」


理 「由依のその笑顔」

     「好きなやつだなーって」


由 「はっ何言ってんの//」


理 「ははっ笑」



大好きな人にまた会えるなんて


前世のわたし相当いいことしたんだな。


漫画や小説でよくあるこの言葉を


やっと自分で体現できた気がした。



由 「ねえ」


理 「ん?」


由 「また会えて良かった笑」


理 「私も」

     「また会えてよかっ_____________




―――――――――――――――――――



理 「んーっ……」



(また夢か)



あと何度


これを繰り返せば


現実であなたに出会えますか。




5年前の夏


あなたがいなくなったあの時から


私の中のあなたは動きのないまま。


それでもずっと


心に


頭の片隅に


残り続けています。


もしもう一度出会えるなら


怒るでもなく涙を流すでもなく


ただあなたを……。