土曜に中央大学で
学生を集めたトークセッションに参加しました。

2001年の超氷河期と言われた時代に
大学を卒業した者として、

当時を上回る現在の就職難には
学生たちの気持ちを考えると
とても人ごととは思えないものがある。


彼らと話して気づいたことは、

恐らく頭のいい学生ほど
「就職したくない」と思っているであろうこと。


そして、
いつの時代も
非常な困難に直面すると
純粋なやる気は、
「ほんとに、オレこれやりたいんだっけ?」と
迷走してしまうということ。


純粋な志を
邪魔しないだけのキャパシティで
私たち大人が、若者を迎えられるような
そんな社会をつくりたい。

ちょっとばかり先輩として、
迷走を繰り返し、繰り返し
やっと迷わず邁進できる環境に立てた自分として
こんな遠回りな10年を、
これから社会に出る人たちに過ごして欲しくないと
心から思う。


グループセッションの際、
ある学生に、
「齊藤さんは、自分のやってることに迷わないんですか」
「なぜ迷わずにいられるんですか」と聞かれた。


正直、なぜか今は迷っていない。
それがなぜなのか、
自分でもわからなくて
明確な答えを出せずにいたが、

その後のまとめのトークの中で
株式会社ウェルビーイング の鈴木社長が仰った。


「迷ったり、不安だったりするのは、
自分が限界までやっていないからだ」と。

大手医療メーカーから独立された鈴木社長。

温和で紳士そのものの社長の眼差しの中に
本気で仕事をしてきた大人の
気迫と信念を見た気がした。


私は、
あんな大人になりたい。


「私は、これをやってきた」と
誰が何と言おうとも
胸を張って言える
そんな人生を生きたい。


これから先、
何度でも迷うことはあるだろう。
そのときには
このこと言葉を思い出そうと思う。


「不安なのは、やってないからだ」。

働くことは
生きることだ。