数年前に読むのをやめていた『新 Petshop of Horrors』。
急に続きが気になって、持ってなかった6巻~12巻を購入。
でも9巻だけ手に入らず。。。
新Petshop of Horrors
作者:秋乃茉莉
出版社:朝日ソノラマ
発行:全12巻(文庫全8巻)
●だいたいのあらすじ
前作『Petshop of Horrors』でアメリカのチャイナタウンから(多分世界各地を転々としたあと)、
新宿歌舞伎町に新しく店を構えたD伯爵(カウントD)。
D伯爵の店で売られている動物は、ある人には人間のように映り、お話もできちゃう。
そんなペットを購入したお客たちは、不思議な事件に巻き込まれていく。
ペットショップの入るビルのオーナー劉武飛(ラウ・ウーヘイ)にヤバい商売をしているのではと目を付けられながらも、
D伯爵はうまく劉武飛の力も利用しつつ、お客に怪しげなペットを売るのだった・・・
●主な登場人物
D伯爵:謎の中国人。ペットショップのオーナー。甘いお菓子が大好物。ベジタリアン(卵と牛乳はOK)。オッドアイ。
劉武飛:新宿に新しくできた新中華街(ネオチャイナタウン)の支配人。上海出身。表の顔はビジネスマン。裏の顔は上海マフィア。
陳:ラウの従者。D伯爵のためによくお菓子を持ってくる。ラウに振り回されているが、忠誠心は高い。
●感想
※なんか、『Petshop of Horrors』と比較して、みたいな感じになっちゃったです。ごめんなさい。
もともと『Petshop of Horrors』(以降、無印、とします)が好きだったので、『新』を読めたことはすごくうれしかったのだけれど、やっぱり無印の面白さは越えられなかった。。。
無印は、刑事のレオン(新でいうところのラウのポジション)やその弟のクリスのキャラが好きだったというのもあるし、クリスとポンちゃんやテッちゃん(D伯爵の店にいる動物たち)の掛け合いがかわいらしくて好きだった、というのがあります。クリスというのはある事件がきっかけで声が出せなくなり、色々あって伯爵のもとに預けられる少年なのですが、かわいいんだなこれが。(ショタコンじゃないよ!)
多分、新ではクリスにあたるポジションがいなかったので物足りなかったのかな。クリスのポジションらしきキャラとして、たびたびフェムト君というキャラが出てきますが、こちらは同作者の別漫画に出てくるキャラクターで、ゲスト扱いだし、そっちの漫画はよく知らんし、クリスとキャラもちょっと違うし。。。フェムト君もかわいいんだけどね。
ポンちゃんやテッちゃんも新にはちょっとしか出てこないし。Pちゃんもいないし。Pちゃんがいないのは仕方ないのですが。。。
(Pちゃんが何者かは無印のネタバレになるので、割愛)
まぁでも、レオン的ポジションのラウは中々好きでした。上海マフィアの元締めなのですが、新中華街のオーナーとして、伯爵の怪しい商売(彼は伯爵がいかがわしい商売として「人間」を斡旋していると考えている)を調べているのですが、しょっちゅう店に顔を出すうち、ペットショップで伯爵とお茶をするのがすっかり日課になってしまうし。この辺はほんとレオンやん。
スマートなのかな?とも思ったのですが、美人な女性の誘いにホイホイ乗って危ない目にあったり、伯爵のペット探しに付き合っていつのまにか熱中してるし結構未熟なところも多い。ラウ曰く、伯爵に勝手にカードを使われているらしい。
しかし、まだ幼い女の子が一人で新中華街でお姉ちゃんの仕事終わりを待っていると知ったときは遊びに連れて行ってあげたり、フェムト君とゲームをするために自分もゲームを始めたりと意外と子煩悩な一面もあって将来よきパパになるのでは?とも思いました。陳さんの誕生日パーティーをこっそり計画していたり、お茶目やん。
ストーリーは、新宿歌舞伎町という立地にあるがゆえ、お客様はホステスやホスト、ヤクザ、外国人不法就労者といった方々が多め。舞台が日本ってこともあるけども、事件も現実的な話が多い印象でした。
基本的に一話完結なので、自分にハマる、ハマらないストーリーはあるかと思いますが、無印は最後の5話かけて話をきれいにまとめて終わらせたのに対し、新では最後の1話でぱっと終わってしまったので、そこも物足りなさの一つかも。
あと、秋乃さんのイラストってとっても綺麗で、登場人物もみんな美男美女だし、だからこそ、日本が舞台よりアメリカが舞台のほうが映えてたなぁと思いました。人物が西洋寄りなのかな?でも別作品の『傀儡華遊戯〜チャイニーズ・コッペリア〜』は中国人がメインだけど、それはそれで違和感なかったし。。。多分一般人の描写という意味では、和より洋のほうが似合うんでしょう。勝手に納得。
ともあれ、オチの付け方が流石だな、と思う話もありましたので、読めてよかった。