初めて大阪梅田のOS劇場で見る。
多分大阪で1番大きい映画館だったと思う。
当時映画館は指定席ではなく全席自由で入れ替え制もなかった。
だから見たい映画は何回も飽きるまで1回の料金で見れたものだ。
今となってはなかなかに嘘のような話しだ。
そんな時代の中梅田OS劇場だけは全席指定席!!
入れ替え制!!
という他の映画館とは違うまるで貴族の貴賓館の如くVIPな映画館だった。
そこで上映されるスターウォーズというSF映画。
そうまだスターウォーズという作品、文化がなかった時代。
当時の人々はまさに初めてスターウォーズを体験するのだ。
そう映画を見る…ではなくまさにスターウォーズの時代を体験する…という感覚たった。
とにかく見たことも無い物を見るのだから全てが新鮮、驚きだったわけだ。
映画の冒頭。20世紀フォックスにサーチライトが当たってるようなオープニング画面にファンファーレ。
なにか凄い物を見に来たという期待感が膨れ上がったタイミングでいきなりジャン!!っとスターウォーズのテーマが始まる。
圧倒的な音楽。そこに英語の字幕がどんどん迫って来て彼方に去って行く。
英語は全く分からないが遠い未来の過去の話しのような事は子供心に理解出来た。
そこに帝国戦艦スターデストロイヤーが画面奥から…
そう、まるで自分の頭の上を圧倒的巨大な物が通り過ぎて行く。もう画面に入り切らない程の巨大な物がどんどんカメラの中を通り過ぎ移動していく…
そんな圧倒的なものに追いかけ回されているお姫様、もう逃げられない。
船内の中を逃げ惑う兵士たち。
そこへ白い甲冑を来た大量の兵士たちがなだれ込んでくる。その後から黒い圧倒的な存在感を放つヘルメットに甲冑にマントの男。ダースベイダー!!
兵士達を怪力で捻り倒す。
もう逃げられない!!
捕まるお姫様。
圧倒的危機から脱出カプセルにメッセージを託したロボット2体。生命反応がなかった所からゴミだと判断され見逃される。
2体のロボットがたどり着いたのは果てしない砂漠の星。
こんな中からどうやって助太刀の男を探し出せばいいのだろう…
広大な砂漠の中、また不安にかられる…
…単純にロボット2体、C3-POとR2-D2のデザイン自体もこれまで見たこともないようなデザインだった。これはもう本物のロボットにしか見えなかった。
他に出てくるエイリアンの数々、もう本当にいる。存在する…というリアリティだった。
そうスターウォーズの世界は本当に存在する。その中に自分も入り込んでいるというような体験だった。
とにかく見たことも無い物を初めて見る…
という体験が出来たのは本当に幸せな事だと思う。
今と言う時代はあまりにも映像技術が発達し過ぎて当たり前になってしまい、人の知識の方が先行してしまっていてなかなか驚きも演出出来ない。
そんな中でもまだ新しいスターウォーズが生み出されているのも凄い。
それでもスターウォーズが初めて上映された時はまさに時代が作られた時だったのだと思う。
今でもスターウォーズのテーマを聴くと
当時、夏休みの暑い日に見た、OS劇場のクーラーのよく効いた劇場内のにおいを思い出すのです。
自分にとっても
遠い昔、はるか銀河の彼方の記憶…という感じです。
