永遠のメイドールズその① | こにししのぶ メイドールズ社長のロボットアイドル売り込み繁盛記

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私が作ったメイドールズをはじめとするキャラクター達の活動報告や造型のこと、私の日常をあからさまにつづって行きたいと思います。

元同僚女のネフローゼまんが日記も不定期連載中です。

Twitterも始めました。
こにししのぶ@ayanami626です。

以前描いたページの漫画のイメージを膨らませてお話しにしてみました。



「永遠のメイドールズ」

アイドルを目指すメイドロボットのメイドールズのモモとアオイ。

今日は小学校で行われている消防の防災イベントにボランティアライブに来て楽しく子供たちと遊んでいます。

いろいろな新型試作消防車両の展示も行われていて子供たちも大喜びです。

メイドールズの2人もはしゃいで新型の消防車の前で記念撮影をして楽しい時間を過ごしてます。

ハイテクな消防車の前では少しメイドールズも古ぼけて見えてしまいますが気にせずはしゃいでいます。

「カッコいいよね〜アオイちゃん。
私たちとおんなじぐらいカッコいいよね〜」
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モモが調子に乗ってポーズを取っている横を動かないハズの新型展示車両がゆっくりと動き出し貯水タンクに突っ込んで行きました。

ドガガガ〜〜ン
あぶない‼︎

その衝撃で特殊消化剤がプシュ〜と漏れ出し、水と反応して有毒なガスが発生しました‼︎

ブシュウウ〜〜
たいへんだ‼︎

消化剤の強制停止バルブを閉める為、ボンベ着用の消防隊員が近づきますがガスが化学反応を起こし、金属も腐食させてしまい、隊員のボンベの金具も腐食して近寄れません。

「私がバルブを閉めて来ます‼︎」

アオイが前に進み出します。

  モモの制止を振り切りつつ

「安心なさいモモ。そう簡単に私は溶けたりしません。すぐにバルブを閉めれば大丈夫です」

そうしてガスで視界の悪い中アオイの姿は消えて行きました。




「アオイちゃんが見えなくなっちゃったよ〜」
モモは不安でいっぱいです。



「大丈夫ですよモモ。すぐにバルブを閉めてきます。」

アオイからモモの頭の受信機に通信が入りました。

「も〜〜アオイちゃんったらそんなガスの中入ったらまた迷子になっちゃうでしょ〜」

モモは心配でしょうがありません。
アオイは高性能なクセにすぐに迷子になってしまうからです。
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「大丈夫です。バルブまでまっすぐ直進中です。それにしても本当に視界ゼロですね」

モモの心配をよそにアオイは迷うことなく直進しています。


直進・・・まっすぐ直進しているハズなのですがなかなかバルブに到着しません。

「変ですねぇ。しょうがないです。
モモにナビゲートしてもらいましょう」

「モモ…モモ応答せよ 私の現在地からのバルブまでの方向を教えてください」

通信は発信しているハズなのですがモモから返事が返って来ません。

「おかしいですねぇ。アンテナの調子が悪いのでしょうか?」

頭のアンテナを触ろうとしたら根元からポキッと折れてしまいました。

「マズイです。金属腐食ガスでボディが溶けて強度が落ちています。急がないと」

手を伸ばしてぶつからない様に進みます。
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そうしてなんとか消防車らしきものに触れる事が出来ました。

バリバリバリッ‼︎

突然火花が飛び散りアオイは吹き飛ばされてしまいました。

「ぐうう…   ショートに巻き込まれました。 破損箇所チェック。
左上腕部、メイン受信機損傷。
左腕ロスト。
ボディダメージ45パーセント。
大丈夫。まだ身体は動きます。」
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淡々と自分の状況を確認しつつアオイは立ち上がります。

「こんな時、モモのマヌケな声でも聞こえないと少し心細いですね…なにか ついさっきまでいっしょにいたのに懐かしい気がします。」

「行動続行。バルブを目指します。」

まるで自分を振るい立たせる様に独り喋りながら前進します。

ガスの煙に合わせた上に目のモニターレンズもヒビ割れてしまい、ほとんど何も見えないので消防車のボディを残された手で触りながら慎重に進みます。

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「先程の火花でかすかにバルブも見えました。もう少しです。
モモ。もう少しで戻ります。待っててください。」

アンテナは壊れてますがモモに通信を送ります。


「もう少し。もう少し・・・

いけません。  指から手先の感触がなくなって来ました。

回路が断線してしまったようですね。」

だんだん指先から手、腕と動かなくなって来ました。


そう思った途端ボロボロと腕が全部崩れてしまいました。

「ああっ腕が…」

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かすかな視界の中から腕全体がバラバラになっていくのが見えました。

「身体が溶けてバラバラになってしまうようです。

機能低下・・・ 

モモ聞こえますか・・・

モモ。

まぬけなモモ。


モモ、もう一度会いたい。

モモ…  機能低下…

モモ ・・もう  会えません・・・

ゴメン ナサ・・イ」



届かない通信を送りながらアオイは煙の中に倒れて行きました。



後半につづく