2007/11/30 15:52
お前は人間というものか?
少年は泣き腫らせた目を大きく開けて
月明かりに照らされた
月明かりに照らされた
ライオンの姿に身震いしました
うん!僕は人間だ
君はライオンだね!
その羨望の眼差しに ライオンは躊躇します
今まで こんな目で自分を見た者がいただろうか‥
今まで こんな目で自分を見た者がいただろうか‥
興奮を押さえきれず ライオンは少年に尋ねます
お前は 俺が恐くないのか?
お前は 俺が恐くないのか?
君はタンポポに似ている
タンポポは僕の一番好きな花なんだ
タンポポは僕の一番好きな花なんだ
恐いわけがないよ!
死にかけていた少年の心が
見る見る金色に輝きだします
その笑顔を見て 心が温かくなるのを感じ
初めての涙が
ライオンの頬を流れてゆきました
二人は 村とサバンナを隔てる 吊り橋の上で 話しをしました
どこにも属さない二人だけの場所で
想いのすべてを吐き出しました
少年は強くなりたかった‥
ライオンは友達が欲しかった‥
ライオンは友達が欲しかった‥
砂漠に雨が降るように
求め合う心は溶け合いました
求め合う心は溶け合いました
冬の空は 二人の終らない話しを聞いているのでした