あけましておめでとうございます門松

今年もなるべく皆様と政治の話を共有できたらと思っておりますので、ご愛読お願いします!!


さて早速、来月に施行予定の東京都改正青少年健全育成条例について鉛筆


●被害の現状は?

18歳未満の子どもが、だまされたり脅されたりして自分の裸を「自画撮り」して他人に送り、画像が悪用される被害が近年相次いでいます(以下の警察庁調べ参照)。

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しかも、児童ポルノ事犯の検挙件数は年々増えており、他の児童ポルノ被害と比較しても自画撮り被害は最も高い割合です。
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兵庫県では東京都に先立って、画像送付を求める行為に罰金を科す改正条例を可決していましたが、施行時期は東京都が2ヶ月ほど早く全国初となりそうです真顔


●具体的にどうなるの?
条例改正案では、都内の子どもに対し、例えば①威迫する②金銭支払いを約束する③同性に成り済ましてだます、といった不当な方法で画像送付等を求める行為に30万円以下の罰金を科すことになりました。
要求した人が都外にいた場合や、画像は求めたものの実際に子供が送らなかった場合でも、しっかり規制対象に!キョロキョロ
今までは「送らないと〇〇するからな」的な脅迫が確認されないと画像の要求を摘発することが難しかったので、処罰対象は広がりましたキラキラ


●これで完全に被害防止できるの?
この点、どんな手を打っても「完全に防止できる」と言い切るのは難しいとは思いますが、今回の改正で多少は検挙数は増えて被害者が泣き寝入りするようなことは減ると思います注意
また、本犯罪には基本ネット上でのやりとりであり地域性がないため、国が所管する児童ポルノ法を変えた方が良いという意見もあります。
(兵庫県条例改正について疑問視する弁護士さんもいるようです→http://news.livedoor.com/topics/detail/13812456/)
しかし、国が安全保障含む喫緊の課題解決で本件に手が回っていないならば、ボトムアップで地方から変えていくべきだと私は思う。実際に兵庫県と東京都で既に施行が決まっているのだから、これを参考に他道府県も被害防止に努めていく契機になるのではないか。


●条例の実効性は?(余談)
議論があるところですが、一つの測り方として、条例が規定する制度は「①規制的手法」と「②誘導的手法」に分けられていて本件は①に該当する。
①に属する条例の目的の実効性は、遵守率100%を基準に如何に違反者が排除されたか、という100%べースの考えで測る。さらに条例そのものからの直接的効果だけでなく、波及効果も含めて実効性があったかを考える。
まだ施行されていないため、実効性は少し経ってからしか検証できず、これからの検挙件数や同犯罪発生件数を見て判断すべき。


メモのようになりましたが、今年はインプットしたものの整理も兼ねてアウトプットしていきます!御意見等もいただけたら、都議会へ伝えるパイプも都議会自民党で用意してもらっているので、コメント欄からお願いしますニヤリラブラブ