先月、とある勉強会にて「高齢ドライバーの事故をいかに減らすか」ということについて考えました車バイキンくん

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▶︎現状
↑は毎日新聞記事から引用したグラフです!!
警察庁によると、75歳以上の運転免許保有者数は2016年末で513万人となり10年前から倍増したことに伴って、全国の死亡事故件数は減少傾向にある一方で、75歳以上の高齢ドライバーによる死亡事故は最近10年以上、400件超の高水準を維持しているとのことチーン
昨年は全体の13.5%を占め、約10年前の7.4%から大幅に上昇し社会問題化していますアセアセ
事故の主な原因は不適切なハンドル操作やブレーキとアクセルの踏み間違いが多いようですハートブレイク

過去を振り返ると、昭和45年には交通戦争(設備整ってないのに車が走り過ぎた)が、平成4年には第二次交通戦争(不可解な事件が多く警察の人手不足&殺人事件等と比較し軽微な事故を取り締まって国民の反感買うようなことするなという風潮)があったため、交通事故による死亡者数は一時増加ガーンガーン
しかし、その後は「シートベルト義務化」「飲酒運転厳罰化」「医療の高度化」により、年々交通事故による死者数は減少しました照れラブラブ

▶︎行政の取り組み
これに対して行政は、この①70歳以上で更新する人に高齢者講習の受講を義務づけたり、②75歳以上で一定の違反行為した人に臨時認知機能検査及び講習、場合によっては免許の取消や停止処分を行ったり、③運転免許証の自主返納させたりしていますキラキラ
しかしそれでも防げない現状があるようですガーン

▶︎技術面でのカバー
自動運転技術が注目されるところですが、国交省が今年度から開始したのが「セーフティー・サポートカーS(略称はサポカーS)」の普及啓発グラサン
自動運転まではいきませんが、自動ブレーキと踏み間違い事故防止がコンセプトです。現在、性能に各社ばらつきのある自動ブレーキですが、国が一定の安全基準を設けて「認定」することで、性能や消費者からの信頼性の向上を図ろう日本というものです。他にも、自動ブレーキ搭載車の任意自動車保険を9%割引を行う等、2020年までに自動ブレーキ搭載車を9割以上にする!!と意気込んでいます。

▶︎私見
国交省の検討会中間とりまとめでも取り上げられていましたが、都内においては特に高齢者の移動手段を社会全体で支えることが大切だと思いますおねがい高齢者の方の運転がおぼつかなくて、正直怖いと思ったこともありますが、病院へ行ったりスーパーへ行ったりと生活の中で車という「足」が必要だからこそ、高齢者も運転するのですおじいちゃんおばあちゃん

介護サービスとの連携はまず必要不可欠かと。高齢者センターへの送迎バス等が、病院やスーパーへも立ち寄れるルート展開をすることで、自身で車に乗る必要がなくなります。

訪問型診療や訪問型食材販売も効果的かもしれませんにんじこれは医師会も関わってくる話なので都道府県レベルでどうこうできるのか疑問ですが...。

タクシー活用は、高齢者問わず私たちの世代にも影響ありますが、相乗り制度を行政が推し進めるべきだと思いますルンルンタクシーはまだまだ高いですし、相乗りが簡単にできたらいいなぁと。実験を開始している配車アプリは、若者にとってはわかりやすくて良いですが高齢者には操作が難しいので、駅や病院で並んで相乗りがさっとできるような仕組みをつくるべきかなと病院
また、高齢者はバスと同様、タクシーも割引で乗れたら尚良しですね口笛音符

と、長くなりましたが、無理な運転をしなくても平気な交通状況を整えることが喫緊の課題だと再認識できましたグッハッ