民進党はご存知のとおり、先月の都議選でも7議席から5議席へと議席数を減らし過去最低となってしまいました
一時期は前身の民主党が自民党から政権交代し、鳩山内閣発足時は支持率70%を上回ったほどですが、約3年後には10%代まで落として自民党が政権を奪還しました
その後、民主党は維新の党と合流し、民進党の代表も岡田氏→蓮舫氏へと変わっていくものの、蓮舫氏の国籍問題含め党全体へ不信感が募り、離党者も相次ぐ状態になってしまいました。
今回の代表選でメイン争点の一つは”野党共闘”を推し進めるかどうか、という点かと思います。”自民党との協調”については、自民党自体が回復しつつも本調子ではないことや、先日の都議選を踏まえると、両候補とも基本スタンスは反自民かと 一方で、共産党等との連携をどうしてゆくか。枝野氏は前向きに、前原氏は慎重にこの点を考えているようです。
民主党政権の失敗要因は色々と指摘されていますが、何を目指しどのような国を作るべきかが党内でもバラバラだったことが指摘されていました
出自がバラバラな議員を集めたら、まぁそうなりますよね。
野党共闘も結局自民党から政権をとりたい、というだけの目的だけなら、前回の二の舞だと思います。
もちろん、民主主義においては多数決の原理が働き、人数が多いほうが力になります。ただ、これも他党に頼るのではなく、代表が率先して党を良くしていき、皆がその党に共感してくれるように魅力的な党へとしていく責任があると思います
これは都議選において、自民党と公明党が分裂した話にも関連しますが、やはり各党が他党に頼って投票してもらうのではなく自党がいかに国民から信頼を得られるかを考えて党の魅力を最大限に伝えていかなければならないのでは
私も選挙に出る前は、癒着だらけなんだろうな...
と懐疑的な部分は自民党に対してありましたが、様々な関係者と政策実現のために必要な環境を整えるべく、何度も交渉したり話し合ったりしていく中で信頼が生まれているだけで、お金でやりとりしてる汚らしいものはないんだ
...とついこの間の選挙戦を通して実感した次第です
笑
話は逸れましたが、今回の代表選は民進党最後の代表選かもしれないと言われるくらい、党にとって信頼を得るためのラストチャンスかもしれません
民進党議員や支援者の方、サポーターの方はそのことを念頭において投票するとなると、かなり重い一票になることと思います。