もしもし、聞こえますか、見えますか。
こちらは、視覚障害と聴覚障害を併せ持つ、「盲ろう者」の私(彩菜)の、お粗末な随筆もどき。
たぶん、なんの気づきも得られないと思うが、よければゆるりとどうぞ。


あっという間に、もう6月も9日となっていた。
今年は紫陽花の開花?が遅れているとか、去年よりも暑さがマシだとか、実感の薄い情報が流れてくる。

暑さに関しては、去年ベランダで育てていたミントが、5月中旬ごろにいきなり30℃を超える猛暑にやられて、気づいたら枯れていたという残念な出来事のせいでよく覚えている。
そのためか、今年はどことなく涼しい気がしている。
部屋からほぼ出ない私が言っても仕方ないかもしれんが、なーんっとなく涼しい。
夕方はまだ肌寒いことすらある。

それはさておき、インターフォーんの鳴るタイミングがおかしい。
雪見だいふくに齧り付いた瞬間、ピロリロリン。
コーヒーに口をつけた途端に、ピロリロリン。
春雨スープが十分冷めて、箸でつまんでずるっと吸い込み始めたと同時に、ピロピロりん。
狙ってやってるとしか思えない。

春雨を唇で咥えたまま、一瞬パニクった。
啜り切ってから立ち上がるべきか、碗に戻してから立ち上がるべきか、迷った挙句に、前者を選択した私は、口をモグモグ動かしながら「はい」と応答する羽目に。
別にいいけども。

それにしても、話は変わるが、コーヒーがうまい。
ペットボトルはジョージア・ザ・ブラックがお気に入り。
一時期は安い電動ドリッパーを買おうかと本気で悩んでいた。

が、インスタントコーヒーも結構美味しいことを知ったおかげか、部屋のスペースの圧迫は防げたし、手軽で安く暴飲できるしで、良いことずくめである。

しかし、さっき母と会話するまで気づかなかったのだけど、どうもインスタントの粉を、通常よりたくさん入れていたようだ。
ふつーは、ティースプーン(プリンとか食べるやつ)で、山盛り1杯ぐらいなところを、3杯も入れていたらしい。
どうりで2、3杯飲んだだけで、頭がぼんやりするわけである。

最近よく思う。
自分はかなりのバカなのではないかと。
別にいいけどバカだよなぁと思う。
だいたいこんな毎日。
意外と楽しいかもしれん。
それじゃ、また。