長男*小2 HSCで登校渋り、月曜日が苦手。ポケモンとマイクラが好き。

長女*年中 我が家で唯一の陽キャ、天才肌で強運!

次女*1歳1ヶ月 スタスタ歩く、食欲旺盛。公園大好き!

私*看護師 2025年4月まで育休予定。田中圭にハマり中

夫*看護師 “自称”イクメン。ポケカにハマり中。


たまには看護の話をしたいと思います。


先日、いつも拝読しているブロガーさんが記事にしていたので、気になって観てみました。(残念ながら、今は配信終了しておりますアセアセ


https://news.yahoo.co.jp/articles/5cd0f987d2c99bb553a6ab2cebf58cbd221c1155


安楽死や尊厳死は、医療界において結論が出ないテーマだと思います。



私は以前、脳外科に勤めていました。


当時、ある患者さんが脳挫傷でERから転入で来ました。その患者さんはある癌で闘病中で、長年治療をしましたがもう手立てがなく、緩和的な化学療法をやっている状態でした。


身体的にも精神的にもツライ状態になり、自殺を図りましたが、未遂となりました。


脳挫傷を負い、後遺症も残りました。

おそらくその方にとっては、自殺前よりツライ状態となってしまったと思います。


今後どうしていくべきか、医療チーム内でのカンファレンスをしたのですが、そのときの主治医の発言が今でも忘れられません。


「どうせあと1年も経たないうちに死ぬんだから、そんな焦って死ななくてもいいのにね」


と、言ったんです。


それを聞いて、取り巻きの部下達は笑い、何人かの看護師も笑っていました。


見かねた看護師長が主治医に苦言を呈すると、


「いやいや、ご家族からしたら、自殺じゃ心構えが出来ないでしょ?ちゃんとお看取りしたいだろうな〜と思って。そんな重く受け止めないでよ」


と。


一人の患者さんの生死について話し合っているのに、「重く受け止めないで」ってなにそれ。


ここではやっていけない

この人たちとは働けない


私は翌年、異動希望を出しました。



私は常々、生まれる場所や、生まれる時は選べなくても、死ぬ場所や、死ぬ時は選べてもいいと思っています。


様々な倫理的条件に当てはまれば、自分の【死】に関して、選択する権利を与えられても良いのではないかと考えています。


だから、入院している患者さんが「家に帰りたい。最期は家で迎えたい。」と言うならば、どんな状況であっても、どうにかならないか模索するし、「これ以上の治療は望まない」と言うならば、真摯に向き合って話を聞きます。


同じ【死】であっても、当然ながら病死と安楽死と自死は違います。


この国が安楽死に対して、将来的にきちんとした法整備をするかわかりません。


でも、私は看護師として、患者さんが残りの人生をどう生きたいのかを考える、お手伝いをしていきたいと思っています。



ところで、ACPって聞いたことありますか?


アドバイス・ケア・プランニング


おそらく医療関係者でないと、ご存知ない方がほとんどだと思います。


ザックリ言うと、もしものときどうするか?どうしたいか?を考えて、身近な人や主治医と話し合おうってことです。


いざ具合が悪くなってからだと、きちんと意思が伝えられなかったり、希望が叶えられないかもしれないから、もっと早くに話し合おうって考えです。


以前は、院内のACPのワーキンググループに入っていました。復帰後は、もうそこに私の席はないと思いますが、自分の看護に繋げられるように、勉強していきたいと思っています。

 


 

 


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