平昌オリンピック後、自身の進退についてはっきりとした状況をお伝えできずにおりましたが、
 

この度、明日、1月24日17:30(現地時間)にアメリカ・コロラド州にて開催されるX-GAMESでハーフパイプのコンペシーンより一線を退くことを決意致しましたことをご報告させて頂きます。

 

11月にインビテーションが届き、ヨーロッパやアメリカ遠征をしながら色々と考えた結果、オリンピックよりも出場することが難しいとされているこの大舞台は、引退するには最高の舞台だと思い、決断に至りました。

 

なので、最後の大会はリザルトにこだわらず思いっきり楽しんで来たいと思います!

 

応援してくださる皆様には2度のオリンピックを多方面から支えて頂き、平昌では2大会連続のメダル獲得とはなりませんでしたが、ソチでの銅メダルをはじめ、2度のW杯総合優勝、世界選手権の優勝、DewTOur優勝、X-GAMESでのメダル獲得など、パイプアスリートとして充分すぎるほどの実績を残すことができたと思っております。


これも皆様の大きな支えが力となり、決して1人では成し得なかったと実感しております。


本当にありがとうございました。

 

また、ハーフパイプのコンペシーンを退くと同時に、地元石打丸山でHIGH FIVESというスキーアカデミーを立ち上げ、ハーフパイプの普及、選手の育成に努めながら、ビッグマウンテンスキーの世界への挑戦をしていこうと思っております。

 

スキーヤー小野塚彩那として、アルペン、技術選、ハーフパイプを経験し、第4章のスキー人生のスタートとなります。

また、早速、先日、白馬で開催されたFreeride World Qualifier というビッグマウンテンの大会に出場し、優勝致しました!


この大会は、1996年より世界中で開催されており、古くから歴史のある大会で、現在世界で150以上の大会が開催され約6000人が挑戦しており、その大会が先日、白馬で開催されておりました。

(URL参照:https://freerideworldtour.jp/ (日本サイト)    https://www.freerideworldtour.com/(海外サイト))


また、この試合を優勝したことにより、Freeride World Tourの世界でスキー・スノーボード男女合わせて50名しか参加のできない本戦の5戦のうち(スキー女子は10名)、白馬で開催される本戦への出場権を獲得致しました。

残念ながら、この大会では2ターン目で転んでしまいましたが(岩に当たって板外れた。笑)。

ですが、まさかの5試合中、残りの3試合のワイルドカード(主催者推薦枠)を獲得致しました。
本部のボスから直々のラブコール頂いて、ありえないオファーというかゴールデンカード頂いちゃいました。
日本のオフィスの方も今までにこんなことはないって言ってました。
最終戦はアルペンW杯同様、ポイントで出場が決まります。

 

X-GAMES同様、出たい!とい言って出れるものでもないし、正直、まだ信じられないし、いきなり大丈夫か?という不安と、いきなりやって来たチャンスはしっかり掴みたい!という不安とワクワクに溢れております。

出場するにあたり、当初予定していたシーズンのスケジュールから大幅に変わってしまいそうですが、レッスンなどできる時はしっかりやって、挑戦する時はしっかり挑戦する土台を作っていきたいと思います。

パイプシーンからは一線をおきますが、アスリートとしてはまだ引退しませんので、

引き続き、皆様に応援を頂き頑張っていきたいと思いますので、今後とも応援よろしくお願い致します!

早速、X-GAMESアスリートのみんなにこの話をしたら、全員、興奮したようにおめでとう!って言ってくれました。

 

そのぐらいFreeride World Tourは大きな舞台だし、みんな見てた。

ATOMIC本社のチームマネージャーが一番興奮してました(笑)

 Whaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaat!?!?!って。

オリンピック種目になることは一生ないと思うけど、まだまだ世界の一線で戦わせて頂けそうです。

私がやって来たスキー、間違ってなかったようです。自由にやらせてくれた家族、スポンサーの方々に本当に感謝。

ということで、これからも応援よろしくお願いします!

 

1月23日
小野塚彩那
 



photo/

Takahiro Nakanishi

Tatsuya Tayagaki