昨日すずめの戸締りを見に行ってきました!
いやぁ、映画って本当にいいもんですね(`・ω・´)キリッ
新海誠監督の映画は、映画館で見るやつだったんだとやっと気が付きましたよ
キラキラと輝く美しい世界観に浸ることができて幸せな時間でした♡
テレビ画面ではだめだわ、これは映画館で見るに限りますね!
さて、いつものように勝手に書きます
ネタばれするようなしないような感じですが
ちょっとネタバレしますので、気になる方はスルーなさってくださいませ
新海誠監督の映画は、エンターテイメントであり、同時に”祈り”だなと感じます
「かけまくもかけまくも・・・!」主人公が全国の映画館のスクリーン上で唱える度
私たちの何かが目覚めさせられている様な
今回の映画でいえば、”廃墟” や ”地球のツボ” に、祈りが届けられるような
そんな感覚があります
もしくは、表現そのものが ”祈り” なのかもしれないな、という感じ
(はい、今年もやっぱり妄想全開ですね・・)
それから新海誠監督の映画のユニークな点は、時代と、場所しかも地点が明確なところです
数年の誤差があったりしますが、私たちが生きる現代を舞台に
まさにあの場所で、実在するあそこで物語が繰り広げられるわけです
しかも、その地点(時間と空間両方の意味で)で起きることは、必然なんですよね
あのとき、あの場所、そして今(誤差あったりするけど)とここでなければならない
私はこの映画を見て、結構泣きました
おそらく私の周りの人たちは誰も泣いていなかったと思いますが
私は、涙と同時にマスクの下で鼻水が垂れてくるのもほったらかしにして、スクリーンを凝視していました
それは震災の時のことを思い出したからです
私はその時東京に居て、当時1歳半の息子を育てていました
そうはいっても、私はその日、有難いことに何てことなくて、テレビの画面から流れてくる情報に驚愕するだけでした
近くの図書館に居た夫はすぐに帰ってきましたし(そして帰宅してすぐに図書館に戻っていったけど💦)
東北やいろいろな場所でで苦労された方々を思えば、本当にだいぶだいぶ恵まれた環境に居ました
東京ですら、帰宅するまでに大変な思いをされた方は沢山いらっしゃいましたよね
そんな方々に比べたら、本当に申し訳ないくらいでした
でも、あの時に画面越しに見せられた、多くの衝撃的な映像は、今思い出しただけでも涙が出てきます
というか、なぜか当時よりも、今のほうが悲しい
当時は、唖然とするしかなかった
そして私は状況のすさまじさに驚きすぎて、変になっていた
あの時東京でも水道が汚染されているから小さな子に飲ませる水に気を付けるようにとの報道があり
必死の形相で近所のスーパーをはしごしてミネラルウォーターを買い求めたり
夫がたまたま自由な身だったので、奈良のウィークリーマンションに2週間ほど避難?滞在?したり
子供を守る野生のスイッチが入り、完全におかしくなっていました
そしてその流れで、2012年には札幌への移住を決行したのです
(夫や子供、家族は振り回されて大変・・反省)
そのわちゃわちゃの流れは、形を変えながら、実はわりとつい最近まで続いておりまして
このところやっと落ち着いてきた感覚がありました
(混乱の時代が長すぎる…グラウンディングできなさすぎる)
(自責がひどいせいですぐに頭の中がこんがらがる、状況が余計に悪化する・・・)
(私、いつの間にか不幸キャラになってるし!!!私ってどんな人だったっけ??・・・そんな十数年でした)
結構過酷だったんですよ~
自分でやってるだけだったんだけどー
そんなこんなで、
自分で引き起こした状況の変化と、自分自身の交感神経の暴走で、訳が分からなくなっていたところから
あ、私も扉開けっ放しにしてたんだなって思いました
そして震災のことをいろいろ思い出して、あの日あの場所のことを思い
本当に本当に悲しい気持ちになって、たくさん泣きました
ただただ涙が流れてきました
そして映画の最後で、2年後のすずめちゃんから
「あなたの未来には光しかない、安心して進んで!」の言葉をもらって、また泣きました
もうこの世の中どうなってんのよ!どっち向いてんのよ!ったくもう!!!って
最近の私は、内心怒りまくってましたから
安心して進もう♡
この世界のほころびが閉じて秩序を取り戻し、より平和な世の中になりますように
一人一人の扉が閉まり、心の平安が訪れますように
一度開けたものは閉めなければね
個人的には一瞬映った神戸の夜景のシーンが素敵でした
私の弟が学生のころ、父と母と弟の4人で見た神戸のあの夜景を思い出して嬉しくなりました☆
それから伊藤沙莉ちゃんの声が聞けて嬉しかった
(勝手に叔母気分)
一緒に映画を見た息子に
「(劇中の)みみず見てたらラーメン食べたくなった」って言ったら
「うぇ、気持ちわりぃ。そんな風には全然思えない。ラーメンは食べたいけど」って言われたんですが
正確には キラキラした”糸” を見てラーメン食べたくなったんだった、みみずじゃなかったわ
という、ものすごーくどうでもいいことを最後に書いておきます
本当はもう一回映画を見て、いろいろ感じることを書きたかったのですが
今日はこんな感じです
私たちの生きる世界とは少し違った世界の存在や、物事の見方を提供してくれる映画って本当に素敵です
今日も読んでくださってありがとうございました
ではでは