初めまして。
某テレビ制作会社でプロデューサーをしている者です。
「テレビのプロデューサー」というと、どんなイメージでしょうか?
肩がけセーターに「チャンネー、ギロッポン」などの逆さ言葉連発なイメージ(笑)?
(驚くべきことに未だにそんな感じのPは結構いますが)
プロデューサーって、そんなイメージだけど?果たして何をしているのか、良く分からない方々が圧倒的かと思います。
正確に言うと、テレビの業界で「プロデューサー」と言われている人間には2種類います。
ひとつは「局P」。
テレビ局に所属しているプロデューサーですね。
もうひとつは「制作会社P」。
私も、この「制作会社P」です。
局と制作会社の力関係は、もちろん、
局の下請け=制作会社
なのですが、番組によって結構異なります。
局の社員だけでほぼ作っている番組に、
(さすがにそれだと人手が足りないので)
制作会社スタッフ(ディレクターやAD)が派遣されて関わっているケースは
結構多いです。
スポーツや報道番組は基本的にこのパターン。
番組制作の要の部分は局外に出すことはありません。
私自身もディレクター時代はこのようなスタイルで某テレビ局内に長年勤務しておりました。
一方、バラエティー番組などに多いのは、
局から制作会社に番組制作を委託しているパターン。
この場合、基本的に制作会社が現場のほぼすべてを仕切ります。
このような番組の場合、キャスティングも含めて番組制作の実質的な権限を握るのが
制作会社Pとなります。
もちろん、局Pの意見を尊重しての上ですが。
毎日放送している情報番組などは、曜日ごと、あるいはコーナーごとに制作会社に委託し、
局Pがそれらを統括しているパターンがほとんどです。
テレビ制作会社は、昨今すっかり「人気のない会社」となってしまいました。
世間一般のテレビ制作会社のイメージは
「過酷な長時間労働」
「連日の徹夜」
「安い給料」
という感じだと思います。
まあ、これらは全て間違ってないというか、まさにその通りなのですが(笑)
でも、私自身は20年弱この業界にいて、
いまだに徹夜業務や土日の仕事なども多いですし、
いつまで体が持つのか?という恐怖も多少ありますが(笑)
それでも辞めないのは、テレビ制作の仕事は最高に面白いからです。
中でも、テレビ制作会社で働いている限り、
番組を生み出すところから完成して放送するところまで、ほぼすべて関わることができます。
新しいアイデアを生み出し、それが番組になる喜びや、
自分の演出が形になる興奮や、
それと、たぶん他の仕事ではありえないぐらいに(取材などで)色々な世界を見たり、
スゴイものや人に出逢えたりします。
でも、この喜びや興奮を感じることができるかできないかも、
実はこの業界に生き残る「才能」のひとつかもしれません。
実際、新人ADの7割、もしかして8割が、この喜びや興奮に気づかぬまま、
膨大な作業量に押しつぶされて辞めていくのも事実です。
(1年以内の離職率は異常に高いと思います)
このブログでは、そんな人たちの為に、
テレビ制作の現場の苦労と共に、
テレビ制作は最高に楽しい仕事であることを綴っていけたらと思います。