一度見たり読んだりした作品って、時が経ってもう一度見ると感じ方がまた変わってくるよなあ。だから当時はどう感じたかなどの感想を残すのはある意味大事な引き出しになってくるんだよな……って考えてたら何故か犬夜叉を思い出しました。

既に完結済み、漫画も全て十数年前に読破済み。朧気ながら確かこうだったよな~?と振り返っていきます。
鍵をつけたアカウントで細々呟いていたことをこっちにも載せます。




犬夜叉に出てくる琥珀くんってさ、敵に操られたせいで自分の意志関係なく気づけばその手で実の父の首跳ねたり仲間殺してて姉まで傷つけてしまい、怖くなって震え、そんな弟を満身創痍ながら助けようと這いずった姉の前で琥珀は敵に殺られて死んでしまうんです。ここまで早口。


死んでしまった琥珀くんはその後、四魂の欠片を体に埋め込まれ、蘇生される。記憶もなくし、洗脳され敵の操り人形のように人を躊躇いなくころすようになり……

しかし、珊瑚はたった一人の家族である弟を見捨てられないため何度も止めようと救おうと動く。

それが影響を与えたのか、琥珀はどんどん自我を取り戻し記憶も取り戻していって、これ以上姉を自分のせいで傷つけたくない為、敵の言いなりに従っているふりをしつつ内情を探り動くようになっていく。

欠片取られたら死んでしまう命だし、桔梗がいなければ自死することにも躊躇いなんかない精神状態だったろうなあ。まだ幼いのに。


姉の珊瑚は16歳。誇らしい妖怪退治屋の娘として家族同然のように過ごしてきた強い仲間達や憧れの父、少し自信がなく臆病な琥珀と……仲良く過ごしていた。

なのに操られた琥珀の手により父も仲間も失い、琥珀すら失い……(まあ、後に蘇生されるが操り人形の弟を救うべく無茶をしまくる)。


犬夜叉一行の仲間となり弥勒という大切で愛するひとを見つけるのに、そんな弥勒も風穴の呪いのせいで余命持ちのようなもの。長くはない、後がない……。16歳に背負わせるにはあまりに重すぎる。


大好きな人に「お前は生きなさい」って言われて「嫌だ!おいていかれるぐらいなら、ここで一緒に死ぬ!」って泣きながら返してた気がするな。珊瑚はすごく心が強い女の子だから忘れがちだがまだ16歳の女の子なんだよな。

家族を失いおいていかれ一人になった辛い過去もあるから最愛の人にまで置いていかれるのは、そりゃ耐えられないのは当たり前なんだよな。


桔梗が死ぬ回は漫画でもアニメでも泣いたなあ。

「やっと……ただの女になれた」って死に際の桔梗のセリフあまりに悲しい。

犬夜叉の「桔梗、お前は俺が生まれてはじめて好きになった大切な女だ。それなのに……、なんにもしてやれなかった」ってはじめて涙を見せるシーンとかさ、……。


犬夜叉がはじめて泣いた顔を見せるシーンだった気がする。それまでも色々あったのに。


天下覇道の剣、金曜ロードショーで放送されないかな……?

妊婦ころすシーンがあるからダメなのかしら……?

でもマッドマックス怒りのデス・ロードは……ああ、あれは土曜プレミアムだったか……。  



ここから関係ないけど、昔のブログをもう1つ見つけそれを読み返し未熟さにイラッとなって更新したりなどした。


中学時代の自分を見返すと、卑屈でありながら傲慢なヤツだったな。自分を貶し、周りはみんな綺麗で優しい人しかいない、自分は汚いし足でまとい……とか書きながら友達を救えるのは自分しかいない、ヒーローになりたい、必要とされたいと。

そりゃ、そんな性格なら依存されるのは自業自得では……と。