またコメダに来ている。
さっきまで、カラオケ喫茶のママが連れと来ていたので話していた。
さて、この前の続きである。
彼女が俺の方に来て、警察官、先生と話していた。
例えば警察官が、まだこの年頃の子供は反抗的で家庭でもこういうことはあるけどね、と言うので、俺は、家庭ならまだいいけど、ここは他人の中だからだからやれんはねと、言い返す。
また、子供はこの後謝ったかと聞くので、彼女が、いや、謝りもせず、今でも彼女と同じ食堂にいる時、わざと大きな音を立てるので恐い、と言う
そして、警察官と先生の2人はあっちの親の方にも行き来していたと思う
そして最後に2人は、この問題はどちらもが少しづつ妥協するしかない、私たちはこの問題は法律的なものなので、入ることはできないと言う。
そこで俺は初めて、俺が家でひらめいた最終手段を2人に披歴した。
俺は、このことは法律的なことかもしれないが、こちらは正しいと思っているので、3月31日までに出なければ、子供の部屋のドアを閉めて入れないようにする。気に入らなければ訴えてもらい、裁判で判断してもらうしかないと言い、親にこのことを伝えてくれるよう依頼した。
俺はこれまで流れを警察官にまかせていたので、この案のことを忘れていたが、ちょうどこの案を披歴する段に至り、自然に出てきたのだ。
そして、この考えを示した時、2人は黙ったまま呆然としていたと思う。
そして、彼らは親ともう1人の警官が居る食堂に行き、親に話したのだろう。
この辺の流れは俺はあまり記憶がはっきりしてない。興奮していたからか。
そしてしばらくして、警察官が彼女にこっちに来てと言い、俺には別室に居てと言う。
俺は、警察官と先生の2人に信頼感を持ち始めていたので、彼らに任せる気持ちがあったのだろう、彼の言葉に素直に従い、食堂と続きになっている彼女の部屋のコタツに座って、食堂の彼らの話に聞き耳を立てていた。
すると直後に、父親が大きな声で話し出した。
いろいろあるが、この際双方どちらも何も要求しないことにして、息子の部屋を退去する。
そのかわり3月31日を数日過ぎるかもしれないが、これは認めて欲しい。
そして過ぎた分の食事は無くていいので、その間の部屋代等は免除して欲しい、と言う。
俺はびっくりした。晴天の霹靂というやつだ。
しかし、この後彼女が、私は今まで3人の子供に出て行ってもらったが、1ヶ月待ったこともある。
行く場所が決まるまで待ちます、と言ったので少しがっくりした。しかしこれで一応終わった。
すると皆帰り出す中で、まず先生が、おじさん、と俺を呼んで、俺の方の戸を開けて入って来た。
俺は嬉しくなってすぐ立ち上がり、先生に歩み寄り、右手を出して握手を求め、ありがとう、と力を込めて言い、先生もがっちり受け止めてくれた。
30代と若いが、なかなか男らしい先生だ。
その後入れ替わりに警察官が入って来たので、また俺は握手を求め、ありがとうと力を込めた。
彼もいい奴だった。40くらいか。
ということで一応決着ということになり、みんな帰った後彼女と俺は、急転直下だと喜びあった。
彼女は親が急に変わったのでビックリしたと言うので、俺は、部屋を閉める、というのが効いたのだろうと言うも、彼女はその意味がはっきりとは分かっていなかったようで、俺が名前を言わなかったので、恐い人と思ったのだろうと言う。
今考えると、まあどちらもあるのだろう。
ただ俺は彼女が最後に言った、退去の日にちについての発言は不用意で、要らなかったと彼女を責めた。
彼らなら、いつまでも、行き先が決まらないと言って居続けることもしかねないからだ。
そして俺は、興奮と疲れでその日は彼女の家に泊まって、翌日も余韻が残り2人グッタリしていたが、夕方には帰宅した。
俺は、彼らがいつ出るのかまだ心配だったが、1,2日後、彼女から電話があり、3月31日に出ることになったと先生が来て話し、生徒の荷物も一緒に出しつつあると言う。
俺はこれでようやく安心した。一件落着だ。
そして実際31日には、彼女が言うには、完璧に綺麗にして部屋を出て行ったとのこと。
生徒はあいさつには来ず、先生が来たと言う。
以上がことの顛末であるが、付け加えると、食堂に置いていた録音機によると、もう1人の警察官が一緒にいる間も、母親は彼女を責め続け、警察官も母親に同調する感じが出ており、俺としては不快だ。
また途中生徒も呼んで、彼女に対する暴言を親から聞かれ、大声で言っておらず、普通に話したとうそぶいている。これに対し、彼女は、私は嘘は言いません、と彼女にはめずらしく強く否定していた。
また録音機によると、父親は、うちの子はそういうことはしないと警察官に弁明もしている、そして彼女に、うちの子が暴力を振るったかね?何か物を壊したかね?と否定できないことを言って畳みかけてもいる。
そして、警察官の指示で彼女が俺の方に来ている間に、生徒に、あいつはうるさいやつだから俺が(父親)があいつを殴りそうな気になり、それはまずいから警察を呼んだと言い訳を言い、あいつは危ない奴だから、何をするか分からないから気をつけろ、部屋の鍵をしっかり架けろと言う。
そして、こんなとこに居らせられないから、直ぐに部屋を出る準備をせよと言っている。
生徒もこの間、俺が一年以上前に、もう卒業して出て行った別の生徒が何回も、わざとらしく大きな音を立てるので、俺が出て行って大声で怒ったことがあり、このことも父親に話していたようだ。
以上がこの度の顛末だが、俺はこの完勝にしばらくの間酔っていた。
彼女もたいへん喜び、感謝してくれた。