みなさんメリークリスマス、五十嵐です。
あと1週間で2017年も終わりです。
早い早い。
先日の12/23、無事に5回目のワークショップを終えることができました。
疲れたけど楽しかった。
まだまだ未熟なわたしだけど、
伝える難しさより、伝わる嬉しさが勝った。
わたしが自らこのワークショップをやりだしたのは、
自分が理想とする訓練の機会が欲しかったのが一つの大きな理由です。
実はわたしは役者をはじめて7年ほどになりますが、一度も劇団に所属したことがなく、養成所や専門学校にも通ったことがありません。
(自慢ではありません、そのためにとても苦労しました。)
今まで様々なレッスンを受け、ワークショップにもたくさん参加してきました。
でも、いつも思っていました。
(これだけじゃ不安だな、自信がつかない、もっと芝居がやりたい、もっともっと上手くなりたい、、)
ちょうど映像の仕事をはじめたばかりの2年前、なかなかオーディションに受からず、
何がいけないのかわからないまま過ごしていた時期がしばらくありました。
それまでは舞台を中心に出演していましたが、不器用なわたしには両立が難しかったため、舞台のほうは一旦すべてやめて、しばらく映像の仕事だけに集中することにしました。
ただ映像演技については今まで未経験と言ってもいいほど経験が浅く、舞台との芝居のギャップを埋めようと必死になっていました。
これまでに受けたワークショップやレッスンは勿論、数多くのオーディションや、現場で経験したことから浮き彫りになった自分の問題点を分析し、整理して出した答えがこのワークショップでした。
役者として求められている要素や、芝居において必要な部分がだんだんとわかってきたので、
それをもっと練習するだけならば自分にもできるのではないかと思いました。
たとえどんなワークショップにおいても、マンツーマンで指導してもらえることはほぼありません。
せっかくそこで芝居に触れることができても、参加している役者さんが大勢いたり時間が足りなかったり、その場で演技をただ2~3度見てもらうだけで終わることもありました。
ダメ出しをそこまでもらえなかったり、自分の質問や意見を述べる機会が少なく、不完全燃焼のまま終わる…そういうワークショップもいくつかあり、いつも勿体無い気がしていました。
だから毎回少人数で、1日だけですが時間的には舞台稽古のように約7~8時間ほど集中的に演技をやれば何かしら各々で見えてくるものや感じるものがあるのではないかと考えました。
自分の何がいけないのか、
解決しなければいけない課題点や、自分の役者としての魅力は何か。
これらが自分自身わからなかったり、明確になっていない役者さんが非常に多いです。
とにかく上手くなりたい、とりあえず売れたい、ただただ作品に出たい等の漠然とした理由でワークショップを受けている人もいます。
何か一つでも自分の中で変化させたい、成長したいと思う部分を新たに見つけることができる、それを役者さんがしっかりと意識できるような場にしているつもりです。
わたし自身が役者なので、他の役者さんと同じ立場で対等に向き合うことができます。
それによって、相手がいろいろと質問しやすい、意見を述べやすい良い環境を与えられるのではと思いました。
長くなってしまいましたが。
おかげさまで今年の春から始めて、5回もこのワークショップを開催することができました。
参加してくれた役者さんも50人ほどになりました。
それぞれの回でお手伝いや参加・見学にきてくれた役者仲間もいました。
本当に、みなさんが来てくれなかったら今のわたしはいません。
出会ってくれてありがとうございます。
実は来年から五十嵐は新たな活動に入る予定のため、残念ながら今までのように頻繁にワークショップの開催はできません。
ただ、わたしが役者をやっている限りはずっと続けていきたいと強く思っています。
また、募集の際にはよろしくお願いします。
さて、作業しますか。