ネタバレがありますので、閲覧には注意してください
<映画>「マルモイ ことばあつめ」、見終わりました
「三食ごはん」でもおなじみユ・ヘジンとユン・ゲサンの、日本統治下の朝鮮で、朝鮮語の辞書作りに尽力した人たちの闘いを描いた物語です。
2020年公開です。
U-NEXTでみました。
以下、ネタバレあります。
(画像お借りしています)
盗みなどで生計を立てている、文字の読み書きもできないパンスを演じるのはユ・ヘジンです。
パンスは息子の学費を払うため、ユン・ゲサン演じるジョンファンのカバンを盗みます。
そんな出会い方をした2人は最初は心を通じ合わせることができませんでした。
仕事を与える中でパンスが実は読み書きができないことに気づき、読み書きを教える中でパンスも読める楽しさに気づいていくけど、ある誤解でジョンファンはパンスを疑いパンスもヤケになってしまいます。
が、次第にお互いを理解するようになり、消えていく母国の言葉を憂い辞書作りに力を合わせます。
母国の言語への思いから反骨心はむき出しだけど本来は育ちのいいジョンファンと荒くれ者で学も品もないパンスですが、唯一無二の存在になっていく様子はとても感動的でした。
また、ジョンファンの規定のやり方ではおそらく辞書は完成しなかったと思いますが、パンスの仲間たちの協力もよかった。
チョ先生の件とか、辞書を守るとこや、郵便屋さんのとこなど、涙がじわっと溢れました。
日本統治下の朝鮮の物語は苦しいものもたくさんあるんですが、目を背けてはいけない歴史だということを痛感させられます。