お稽古2回で着られる袴スタイル!
感謝します✨先週末あたりから、卒業式が各所で執り行われ始めましたね。公立学校は自治体で同じ日に式典が開催されるので、卒業生を持つ先生や、最近は卒業生も袴を着用する方が増えているため、着付けを早くから頼まれます。先月くらいから、娘さんに着付けたいお母様がお通いくださっていて、お稽古の予約メールから、てっきりそのような目的だと思っていたところ、なんとご自分が先生で、卒業式にお召しになりたい、という方が来られました。卒業式は4日後です。しかも、着物は普通の着丈です。(袴用の短い尺ではない)伊達襟も入れたいとのこと。最初ちょっとびっくりしたのですが、とにかくお持ちの物を拝見し、出来る限り、簡単にできる方法を考えました。1回目のお稽古は、とにかく補正から袴までを一通りやってみました。帯はご自分で結べたので、私のやり方とは違いましたが、手を出さずに結んでいただきました。お胸が高い方だったので、2回目のお稽古のときに、胸を潰すために、マジックベルトを使ったり、着物に使ったコーリンベルトを、長襦袢に使うことにしたりしました。長襦袢の背中に、応急処置として安全ピンで上下をつまみ、輪っかにして、そこにコーリンベルトを通しました。これがとても上手く行って、襟がはだけず、衣紋もよく抜けました。右手と左手の使い方も、コーリンベルトが背中にぶら下がっているだけで、とても簡単になります。他の箇所も、きの和装流のテクニックと、他装の技術を合わせて1回目よりもずっと胸元がキレイに決まりました。ご自分でも、かなり自信になったようです。私もとても勉強になりましたし、思いがけず色んなアイデアが出て喜んでいただき、充実したレッスンになりました。お稽古2回で着られる袴スタイル!ぜひチャレンジしてみてください。あやさん先生