今は、井上ひさし作、蜷川幸雄演出の「たいこどんどん」
太鼓持ちと、呉服屋の後継ぎのお坊っちゃまが、袖ヶ浦という花魁を尋ねていったところで、いろいろな事件に巻き込まれ、東北へ流され、
そこで様々な人に出会い、助けられたり、殺されかけたりという珍道中をおもしろおかしく演出されていました。
最終的に念願の江戸に戻れたのですが、そこに呉服屋の越後屋はもうなく

呉服屋の息子が途方にくれているところ太鼓持ちが、
"何もかわらない。今までどおり、私達らしく生きてゆくんですよ"
最後のメッセージはすごく意味深かったです。
人間はつい変化を求めてしまい、去年の自分より今の自分のほうが勝っていたいと思いがちです。
でも変わらぬ毎日を続けることに意味がある。それが大きな変化になるのです。
最近前へ進んでいるのか不安でしたが、5歩進んで、4歩下がるのが普通なんですね

20台の私はつい焦ってしまいがちですが、ありのままの自分(ダメなところも、いいところも)を受け入れてあげて、そこから自分らしいポリシーを持ち、生きていきたいです。
