最近、モバイルバッテリーやスマートフォンの発火事故が多発しています。発火事故の原因の一つとして、製品にリチウムイオン電池が使用されていることが挙げられます。リチウムイオン電池は、モバイルバッテリーやスマートフォン、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、携帯用扇風機などに含まれており、日常生活でよく使用されています。

 消費者庁によると、2020年度から2024年度までの5年間で、これらの製品における発煙・発熱・発火・破裂・爆発等の事故情報が計162件登録されています。そのうち約84%がリチウムイオン電池に起因すると考えられています。これらの事故は、リチウムイオン電池を使用する製品の取扱いを誤ったために発生したと考えられます。当該製品の使用に当たっては、事故発生の危険性を常に意識しながら、以下の点に注意しましょう。

  1. 強い衝撃や圧力を加えない。

  2. 高温になる場所では使用・保管しない。

  3. 充電は安全な場所で、なるべく起きている時に行う。

  4. 異常を感じたら使用を中止する。

  5. 発火した時はまず安全を確保して、大量の水で消火する。

  6. 製品情報、リコール情報を確認する。

  7. 公共交通機関の持ち込みルールを守る。

 不要になった製品を廃棄する場合は、他のゴミと混ぜて捨てるのではなく、まずリチウムイオン電池が使用されているかを確認して、リサイクル可能なものはリサイクルし、自治体の廃棄方法を確認する必要があります。品川区、目黒区、一部スーパー、電気店、自転車販売店などでは、不要となったリチウムイオン電池を回収しています。