もう限界だ…。
ある土日、洗濯も干せない、回転もままならない、歩けば多肉植物の鉢をひっかけてひっくり返してしまう、そんな狭いベランダに思わず絶望した。
先日もアロマティカスを豪快に蹴倒し、泣く泣く砂を拾っていた私である。
そもそもいつからこんなに増えてしまったのだろうか?
昨年、夏にいくつかの多肉が★になってしまってからと言うもの、ほとんど(私の感覚では…)多肉を購入していないのに、なぜ歩くこともままならないほど狭いベランダになったのか。
確かに新しく多肉植物を購入することはほとんどなかったのだが、面白がって取れた葉っぱや子株を分けて植えるうちに鉢自体が増えてしまったようである。
葉ざしからは可愛らしい芽が沢山出てきて、子株はさらに大きく成長する。
可愛い、可愛いで手放しに喜んでいたら、結果、購入した親株たちを追い抜く勢いで増えてしまったというわけだ。
まさに、増殖。
これが多肉植物の魅力でもあり、沼に陥る原因である…。

こうなったら、親株はしっかり確保しているのだから、同じ種類のものは思い切って東側の通路に移動してしまおう!
まだ、雨が降るので若干心配ではあるが、普及種ばかりの我が家のガーデン。
きっと大丈夫なのだろう、と高を括ってうんせうんせと移動した。

何というすっきり感。
スペースに余裕が出て、そこはかとなく立派に見える多肉植物たち…。

移動した多肉植物たちはこちら。
奥まったところが暗いのは気になるが、それでも結構光の入る場所である。
少々可哀想かもしれないが、ここで我慢してもらおう…。
意外とこうゆうスパルタの場所のほうが美しく育ったりするから、多肉植物ってわからない。
もしかしたら逆に雨に当たってダメになっちゃうかもしれない…。
実験的な要素もありつつの、多肉棚移動である。
この場所の最高の条件は何といっても風通し。
夏に蒸れやすい多肉たちがここではすくすくと夏を越した経緯もある。
どうか皆で頑張って乗り切れますように!