このナーサリーライムスに出てくるフェル博士(1625–1686)はイギリスの聖職者で、後にオックスフォードの司教となったキリスト教会の学部長についてです。

 

 

フェル博士が生徒のトム・ブラウンを退学処分にしようとしたところ、執拗な抗議を受けたフェル博士はラテン語の翻訳ができれば退学処分を免除すると言われたそうです。そこで、トム・ブラウンはすぐに翻訳し退学を免除されたそうです。

 

 

その後、トム・ブラウンは翻訳文のthee(なんじ)の末文にフェル博士の名前を付けくわえ、風刺詩を作ったようです。

 

 

今日のナーサリーライムスはライムスRhymes/韻が1種類のみ隠れていいます。

 

是非当ててください。

 

I do not like thee, Doctor Fell,

なんじ、フェル博士が嫌いです

The reason why I cannot tell;

理由はわかりません

But this I know, and know full well,

でも、私はわかる、よく本当にわかるのです。

I do not like thee, Doctor Fell.

なんじ、フェル博士が嫌いです

 

 

 

イギリス発音での朗読はこちらから

 

 

 

さて、ライムスは見つかりましたか?

今日は3単語セットでした。

 

ェルtell/わかる

ェルwell/よく

ェルfell/フェル(名前)

全ての単語にellが使われており、綴りをする時に役立ちますね。

 

 

トム・ブラウンはフェル博士の名前も上手に韻をふませましたね。

 

 

こういった言葉の使い方をライムスRhymes/韻をふむといいます。

 

 

どちらの組み合わせも韻をふみ同じ音使いで耳にすっと入り、すぐに口ずさみたくなる詩、ナーサリーライムスですね。

 

アメリカではマザーグースといいますが、イギリスではナーサリーライムスと呼びます。

 

 

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<ナーサリーライムスとの出会い>

 

子供を出産した時、義母にどんな風に主人を育てたかを聞く。義母は主人の首がすわり、座って本が見られる頃(約生後6か月)から子供に読み聞かせをしたそうだ。初めての読み聞かせにナーサリーライムスを勧められる。ナーサリーライムスの読み聞かせを自分の子供たちにも幼児の頃から始める。子供二人とも、英語も第二か国語の日本語も上手に使いこなしている。

 

 

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