関根彩子 ~再生医療・美容医療・アンチエイジングの教科書~ -2ページ目

関根彩子 ~再生医療・美容医療・アンチエイジングの教科書~

このブログではわかりやすく再生医療、美容医療、アンチエイジング、ダイエットについて解説していきます。

 

4月13日放送の「森田健作 青春もぎたて朝一番!」に出演させていただきました。

 

実は収録したのはベトナム出張から帰国したその日でしたびっくり

朝6時に羽田に到着し飛行機、そのまま娘を保育園にタクシーで連れていき、すぐに職場に出勤し、昼間のお昼休憩時に

有楽町の収録現場に向かいました!!

 

 

再生医療のことについてお話しし、特に幹細胞治療や線維芽細胞治療について詳しくお話ししました。

 

私のインスタグラムにも放送を載せましたので、ご興味のある方はそちらでお聴きください爆  笑

 

 

https://www.instagram.com/dr.sekine_in_ginza?igsh=MTU0YWM3dTk3cGR1eQ%3D%3D&utm_source=qr

 

 

 

以前に腸内細菌、腸活についてお話しし、そこでは瘦せやすい体質になるためには腸内環境がとても大切になってくることについて解説しました。

 

 

詳しくはこちらの記事をご覧くださいダウンダウン

ダイエットをしている方に特に読んでほしい!~食と体重管理について~

 

腸内環境が良くなると「短鎖脂肪酸」を生成しやすくなります。短鎖脂肪酸は、脂肪組織に栄養が取り込まれるのを防ぎ、脂肪の蓄積を抑えることで、体脂肪を減らしますびっくりマーク

 

今回の記事では短鎖脂肪酸以外にも、やせやすい体質にしてくれるスーパー痩せ菌のアッカーマンシア菌、ブラウティア菌について解説していきます。

 

 

  アッカーマンシア菌とは?

 

 

アッカーマンシア菌(Akkermansia muciniphila)は、腸内フローラに存在する善玉菌の一種です。ヨーロッパ人の腸内に多く生息する菌です。この菌も他の腸内細菌と同様に腸内の免疫機能をサポートしたり、腸壁のバリア機能を強化したりする作用があります。

 

実はこのアッカーマンシア菌が腸内の脂肪蓄積を減少させ、代謝の改善に寄与すると言われているのです。こちらのアッカーマンシア菌はヨーロッパではすでに食品として開発が承認されています。

 

一般的にアッカーマンシア菌を増やす方法としては、食物繊維が豊富な食品を摂取することが有効とされています。特に、プレバイオティクスと呼ばれる食物繊維やポリフェノールが豊富な食事が、この菌の増加を促進するとされていますが、なんと実際には日本人の腸内からはほとんどこの菌は見つからなかったようです。

日本人は比較的やせているひとが多いのに、この菌が日本人にはほとんど見つからなかったことはとても意外なことでした。

 

そこで、ほかの腸内細菌が日本人がやせていることに起因しているのではないかと考えられ、調査が進んだ結果、ブラウティア菌という菌が見つかりました。

 

 

  ブラウティア菌とは

 

 

ブラウティア菌も腸内細菌の一種で、体内で脂肪の貯蓄を抑えたり、炎症を抑えたりする働きの酢酸を作り出すとされている善玉菌です。

また、このブラウティア菌は、アッカーマンシア菌がヨーロッパ人の腸内に多く生息しているのとは反対で日本人の腸内に多く生息していることも分かっているのです9割の日本人は持っていると言われています。
 

研究によると、肥満ではない方や、糖尿病に罹患していない健康な方にはこのブラウディア菌が多くみられ、反対に肥満の方や糖尿病の方には生息しているブラウディア菌が少なかったのです。また、肥満のマウスにブラウティア菌を与えたところ、体脂肪と体重の増加が起こりにくいことが見られたことが報告されました。

 

他のアジア人にはこの菌は少なく、意外とスウェーデン人に多いことがわかっています。

代々、食物繊維を多く食べる習慣がある人に、このブラウティア菌は住み着く特性があるようで、スウェーデン人はライ麦パンを日常で食べる習慣があるので、この菌が多くみられると推測されています。

腸内細菌の中身は、その人がどんな人から生れて、どんな土地でどんなものを食べて育ったかでかなり、かわってくるので面白いですですよね。

 

また、ブラウティア菌は、脂肪蓄積を抑制する効果のある「L-オルニチン」などの、物質を作り出していることが明らかになりました。

オルニチンはアミノ酸の1種で、脂質代謝を促進するといわれています。

 

よって、これらのことからブラウティア菌には脂肪の貯蓄を抑制し、肥満を防止する効果がある「ヤセ菌」である可能性が明らかになったのです。

 

 

  スーパー瘦せ菌のブラウティア菌を増やす方法

 

 

現在、ブラウティア菌を直接含む食品やサプリメントは存在しません。そのため、ダイエットや健康維持のためには自分の腸内にいるブラウティア菌を増やすことが重要となります。

 

ブラウティア菌を増やすには、エサとなる食物繊維を豊富に含む食べ物を積極的に摂るのがよいでしょう。


ブラウティア菌が好む食材には次のようなものがあります。

・食物繊維: 大麦、玄米など
・発酵食品: 味噌、納豆など

やはり腸活には、日本食や和食が適しており、昔ながらの朝食として、玄米ご飯や味噌汁、納豆などが良いでしょう。

 

  まとめ

 

 

本日はやせやすい体質にしてくれるスーパー痩せ菌のアッカーマンシア菌、ブラウティア菌について解説しました。

日本人にはアッカーマンシア菌は少なく、ブラウティア菌のほうが多く見つかっています。

どの菌においても、その菌を増やすためにはバランスの良い食事、とりわけ食物繊維を多く摂取することが大切です。

やせやすい体質維持、健康維持のためにも腸活を続けていきましょう。

さてベトナム出張最終日は4人の患者様のカウンセリングに行きました。

娘はベビーシッターさんに面倒を見てもらうようにお願いしました。

 

 

 

充実した時間を過ごすことができました。

下はエージェントさんが用意してくださったチラシですウインク

 

 

 

 

カウンセリングが終わった後は、娘と合流し、昼ご飯を食べに行きました。

エージェントさんに何が食べたいか尋ねられたのでバインセオと伝えましたよだれ

 

バインセオは、ベトナムの米粉生地に野菜や肉、魚介などを包んだ料理で、「ベトナム風お好み焼き」とも呼ばれます。

 

10年前にホーチミンを訪れた時に、食べたバインセオの味が忘れられず、日本でいろんなベトナム料理店でバインセオを試したが、10年前に出会った味には結局出会えていなかったので、ホーチミンに来たからには本場のバインセオが食べたいと思いましたびっくりマーク

 

 

こちらが待ちに待ったバインセオ!

 

 

スタッフさんが野菜に包んでくれました。日本では食べることのないユニークな味の野菜がたくさん使われています。

 

 

生春巻き

このソースの味も、日本では味わったことのない味!

 

 

ほかにも食べきれないほど、エージェントさんが代表的なごはんを注文してくださいました。

 

 

夜はまたひとりの患者様を診察し、ベトナム出張3日間は無事に終了しました。そして最後は送別会を開いてくれました。

そしてなんと3月3日でひなまつりだったので、サプライズで娘のひなまつり祝いもしてくれましたラブラブラブ

 

 

 

 

無事にすべてのミッションを終了して空港に向かいました。これからも日本の医療の良さを知ってもらうためにもできることはたくさん協力していきたいと思いました。

 

 

 

 

今日はベトナム出張の2日目のことをご報告していきます。

1日目の記事はこちらでご覧くださいビックリマーク

 

 

午前中ははベトナムの提携先の病院見学に行かせていただきました。娘も一緒です。エージェントさんとパシャリ音譜

 

 

Bệnh Viện Quân Y 175(国防省第175軍病院)という病院です。

こちらはベトナム国防省管轄の第175軍病院で、南部地域における軍の病院であり、主に軍の高官、党と国家の高官、その他の対象者の診察と治療を担当しているようです。兵士だけでなく、一般の方の診療も行っているみたいですね。

 

 

 

 

国際部だそうです。

 

 

 

ドクターヘリの受け入れも行っているそうです。ヘリポートに案内していただきました。

 

 

こちらは救急部で、緊急の患者さんや救急車を受け入れるところです。

 

 

軍の病院に美容外科もあるんですね。

 

 

2022年のミスユニバース候補もこちらで美容外科手術を受けたそうです。日本だったらこんなに大々的にアピールしないですよね!笑 文化の違いですね。

 

 

美容外科の部長先生にお会いする機会がありました。

 

 

 

その後のミーティングではベトナムでの自由診療の現状についてお話していただき、また今後どのように今後医療ツーリズムを日本と進めていくかについて討論しました。

 

幹細胞治療へ現にベトナムでも知られている治療であり、実際に脂肪を採取して脂肪を増やすことが試みられているようです。

しかし、まだまだ培養技術がおいついていないようで質の良い幹細胞を培養することが難しいそうです。

 

今後、培養技術についても日本の培養技術のノウハウを学んでいきたいとのことで、こちらについても発展すれば良いなと思います。何か私もお手伝いできれば幸いです。

 

その後はホテルに戻り、休憩しました。

 

 

その後はまた、新規の患者様の幹細胞治療のカウンセリングがありました。

 

この日は夜ご飯にありついたのが20時頃でした。

 

盛りだくさんで疲れました~!

 

 

 

 

こんにちはウインク

 

先日、ベトナム出張に行ってきましたのでそのときのことをレポいたします。

ただほとんど仕事だったので仕事のことだけの記事になりますびっくりマーク

 

私は、今、ワンオペなので1歳の娘も出張につれて行きました。

なんだかんだで娘は1歳5か月にして今回で13か国目の報国ですびっくり

どこにでも連れて行っています。

 

羽田空港からJALで朝7時にホーチミンに到着!

真冬の日本から常夏のホーチミンに来ました。まだ娘も厚めのロンパースを着ています。

 

空港にはエージェントさんが迎えに来てくれました。

 

 

 

ホテルに到着し、まずは腹ごしらえです。娘はとにかく大食いなのですが、ベトナムのフォーが気に入ったようでたくさん食べていました。

ビュッフェだと、私が食事を取りに行っている間は、娘がひとりになってしまうので、娘の気を引きながら食事を取りにいっていました。店内のウェイターさんたちも優しく見守ってくれていましたチュー

 

 

朝ごはんはビュッフェスタイルでしたが、フォーや卵料理はキッチンで作ってくれます。

 

 

ビーフフォーです。

さわやかな味わいで美味しかったです。

このあとは部屋でひとやすみして、午後からは仕事でした。

この日は4人のお客様のカウンセリングを行いました。

みなさん、幹細胞治療にご興味があるようでした。

 

 

 

そして、夜はエージェントさんも交えてホテルのレストランにてDinnerですスター

 

 

 

たくさんの方々と交流できて、ベトナム料理を堪能できました。

 

 

ベトナムの方々はみんな子供好き!ウェイトレスさんから「写真を撮っていいですか」?と尋ねられたり、笑わせてもらったりと娘は大人気でしたラブラブ

 

無事に1日目は終了しました。

ベトナムと日本の時差は2時間。

この日は深夜便だったこともあり、寝不足気味だったのでぐっすりと寝ましたzzz

 

また2日目のことは次回以降レポいたします!

 

 

The efficacy and safety of intra-articular platelet-rich plasma versus sodium hyaluronate for the treatment of osteoarthritis: Meta-analysis

 

という記事が発表されていました。

日本語では「変形性関節症の治療における関節内多血小板血漿とヒアルロン酸ナトリウムの有効性と安全性」というタイトルになります。

 
この論文の結論は変形性関節症の治療ではPRPとヒアルロン酸の併用治療の方がPRP単独治療よりも優れているという結論でした。
 
今回はこの記事についてわかりやすく説明していきます飛び出すハート
 

以前、膝の痛みや変形性膝関節症について監修させていただいた記事もありますので、気になる方はこちらもご覧ください。

 

 

 

 

変形性膝関節症とは 

 

 

変形性膝関節症(KOA)は、主に高齢者が罹患する一般的な退行性関節疾患です。

「ケガをしたわけでもないのにだんだんと膝が痛んできた、という加齢とともに痛くなる膝痛の多くが『変形性膝関節症』です。

筋力の低下やダメージの蓄積により、膝のクッションの役割を果たしている軟骨がだんだんと薄くなり、骨と骨が直接ぶつかることで、関節が炎症を起こしている状態です。

50代頃から急激に増え、80代になるとほとんどの人が痛みを抱えると考えられているため、いずれは誰もが経験すると考えておいたほうがいいでしょう。

 

変形性膝関節症の治療とは 

 

 

従来の治療法には薬物療法や理学療法、手術があります。

そのほかにも自費治療にはなりますが、再生医療の分野でPRPやACRS、幹細胞治療幹細胞培養上清液治療などもあります。

 

それぞれの治療については以前の記事で解説していますので是非そちらをご覧ください。

 

この論文では多血小板血漿(PRP)やヒアルロン酸(HA)注射療法を併用したほうがPRP治療単独よりも、より良い効果が得られて、また効果が長持ちすると書かれています。

 

 

PRP単独の作用 

 

PRPの詳しい説明はこちらをご覧ください。

 

PDGFやTGF-βなどの成長因子を豊富に含むPRPは、膝の軟骨細胞の増殖と修復を促進します。損傷した組織の再生と修復を刺激することで、PRPは関節機能を改善し、痛みを軽減するのに役立つ可能性があります。成長因子は直ちに局所組織の治癒を促し、炎症を緩和するため、PRPの効果は短期的に効果を発揮できる可能性があり、特に疼痛緩和の面では短期的に効果があるようです。

 

 

PRP+ヒアルロン酸併用の作用 

 

 

今度はふたつを併用する治療方法ですが、まずPRPを最初に膝関節に注射し、その後にヒアルロン酸をを注射すると、PRPは早い段階で顕著な疼痛緩和と機能改善をもたらし、ヒアルロン酸はその後の治療で長期的にクッション効果をもたらすと考えられているようです。

よって、より満足度の高い効果と、長持ちする効果が得られるそうです。

 

同時に混ぜて注入するよりは、少し間隔をおいてヒアルロン酸を後から追加したほうが良い結果が得られるということも書かれていました。

 

 

まとめ 

 

今日は膝関節治療におけるPRP+ヒアルロン酸注入の新しい論文を見つけたのでそれについて解説しました。

美容目的でPRPをお顔に注入する方法を私はたくさん行ってきました。

日本ではそこまで流行りませんでしたが、外国ではヒアルロン酸とPRPを混ぜてお顔に注入したほうが持ちがよくて、よりよい効果を得られることから、PRP+ヒアルロン酸を混ぜての同時注入も流行っていました。

よって、変形性膝関節症に対してもPRP単独よりもヒアルロン酸を併用したほうがよりよい効果が得られて、しかも長持ちするという結果は納得がいきました。

 

今日も読んでくださりありがとうございました立ち上がる

本日は、以前、こちらの記事で紹介した13の老化を遅らせるサプリや薬についてひとつひとつ見ていきますびっくりマーク

 

 

 コレカルシフェロール(ビタミンD3)

 

 

この型はビタミンDの最も活性の高い型です。皮膚が直射日光にさらされたときに、皮膚内でつくられます。摂取源となる食品で最も一般的なのは、栄養強化食品(主にシリアルや乳製品)です。ビタミンDは、魚の肝油、脂の多い魚、卵黄、レバーにも含まれています。

 

ビタミンDの体内での主な働きは、以下があります。

  • 小腸でのカルシウム、リンの吸収を高め、血液中の濃度を維持し、骨、歯への沈着を促進する。骨粗鬆症予防。
  • 腎臓がミネラルを回収するのを助ける。
  • 筋肉の機能を向上させる。
  • ビタミンAの吸収を助ける。
  • 免疫力の調整に関わっている。

これらの他には抗がん効果、インフルエンザに対する効果、パーキンソンや認知症対策にも注目が集まっています。不妊治療にも良いといわれていますね。

 

ビタミンDは、前立腺がん、直腸がん、乳がんなどの様々ながんにおいて、患者の予後に影響を与えたり、リスク低下、死亡率低下などが報告されています。
たとえば、アメリカの研究の報告によると、血液中のビタミンD値が高い人々は、低~中程度の人々と比べて、大腸癌で死亡するリスクが約75%低いということが報告されていたり、毎日1,000IUのビタミンD3を摂取すると、大腸癌、乳癌、および卵巣癌など特定の癌の発症リスクを最大50%まで下げられるとの報告もあります。
こうしたビタミンDの抗がん作用や免疫調節作用に注目し、1日あたり800~2,000IU(20-50μg)を投与するサプリメント療法を行う医師も存在するようです。

 

 

 ヒドロコルチゾン

 

 

ステロイドは、糖代謝、脂質代謝、蛋白代謝、水・電解質代謝、骨・カルシウム代謝、免疫抑制作用、抗炎症作用などの働きを有するほか、神経系、循環器系など生体の多くの機能にかかわっています。生きるためには必須のホルモンなのです。

このようにステロイドは、生理作用も薬理作用も幅広く、いろんな効果が認められます

 

また、免疫抑制作用についても、免疫を抑えなければならない疾患に対し広く使われています。免疫抑制薬のように免疫抑制作用のみではなく、強力な抗炎症効果を有していることも強みです。

 

ステロイドには、最強で即効性のある抗炎症作用と免疫抑制作用の両方の効果をもっている点が強みです。そのため、多くの疾患・病態で用いられることになるのです。

 

 

 ジクロフェナク

 

 

ジクロフェナクは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)で、簡単に言うと痛み止めに使われています。

 

 ドコサヘキサエン酸(DHA)

 

 

DHAとEPAはサラサラと流動性が高く、氷点下でも固まりにくい特性を持つ必須脂肪酸です。中性脂肪へ働きかける、健康維持に不可欠な成分として知られています。ただ、体内では自然に生成できないので、食事による摂取が必要です。

DHAとはドコサヘキサエン酸の略称で、脳内に多く存在している成分です。EPAは脳の入り口の血液脳関門を通過できませんが、DHAは通過することができます。
DHAは脳や神経細胞と密接に関係していますが、実は具体的な機能についてはまだ完全に解明されていません。また、EPAからDHAへの変換が体内で起きる場合がありますが、変換される量は限られているのでDHAの摂取は必要です。とくに、母乳に多く含まれるDHAは、脳や神経の成長を促すと考えられているため、幼児や子どもの健康のためにも、DHAの積極的な摂取が推奨されています。

 

 エストラジオール(女性ホルモン)やテストステロン(男性ホルモン)

 

 

エストラジオール(E2)は、女性の体内で分泌される女性ホルモンの一種で、卵胞ホルモンの一種です。子宮内膜や子宮筋に作用し、月経周期や妊娠・出産に重要な役割を果たしています。

 

テストステロンは男性ホルモンの一種です。男性的な骨格や筋肉、性機能、思考など、いわゆる「男性らしさ」を形づくります。

 

 プラステロン

 

 

プラステロンは子宮頸管熟化剤(しきゅうけいかんじゅくかざい) のことです。
女性は出産予定日が近づいてくるとホルモンの作用で子宮口が柔らかくなり、子宮口が開きやすくなり出産の準備を始めます。
しかし、陣痛がきても子宮口が硬い時は、柔らかくするホルモン剤「子宮頸管熟化剤」を使います。

 

 メカミラミン

ニコチン性アセチルコリン受容体におけるアセチルコリン(ACh)の作用を阻害する抗コリン薬の一種です。

 

 

 レスベラトロール

 

 

抗酸化作用を持つポリフェノールの一種で、赤ワインに含まれる成分です。黒ぶどうの種や皮のほか、ピーナッツの薄皮などに含まれます。

カロリー制限をすると活性化する長寿遺伝子SIRT1がありますが、レスベラトロールはこの遺伝子のスイッチをオンにする働きがあると言われています。

 

 シロリムス

 

 

シロリムス(ラパマイシン)は、移植臓器の拒絶反応を抑える免疫抑制薬や、リンパ脈管筋腫症などの治療薬として使用される抗生物質です。

 ニコチン

 

 

 

ニコチンは、タバコに天然に含まれている成分です。ニコチンは、タバコの根で生合成され、葉に蓄積されます。

 

 ケルセチン

 

ケルセチンは、タマネギやブロッコリーなど、身近な野菜に豊富に含まれているポリフェノールの一種です。ケルセチンには、抗酸化作用、抗炎症作用、降圧作用など、さまざまな生理作用があることが報告されています。

 

 ダサチニブ

 

 

ダサチニブは、いわゆる抗がん剤のひとつで、チロシンキナーゼ(酵素)阻害剤(Tyrosine kinase inhibitor: TKI)と呼ばれる特定のターゲットに働く分子標的薬です。

 

 

 まとめ

 

さて、たくさん書きましたが、どうして老化作用を示すかまでは今回は解説しませんでした。

またそれぞれの詳しい作用についてはおいおい書いていきたいです。

今日も読んでくださりありがとうございましたチュー

 

「膣活」はセルフケアやアンチエイジング治療などによって、膣をよりよい状態に保つことです。

膣周りのデリケートゾーンは、他の体の部位と同様に、適切なケアが必要です。

しかし、この部位は非常にデリケートなため、正しい方法でケアを行わないと、トラブルを引き起こすこともあります。

今回は、お家でもできる主なフェムケアの方法を紹介します音譜

 

 

  泡でやさしく洗浄する

 

 

デリケートゾーンは汗や皮脂がたまりやすいため、毎日の洗浄が重要です。

ただし、強くこすったり、刺激の強い洗浄剤を使うのは避けましょう。

 

おすすめなのは、ぬるま湯で軽く洗い流すか、pHバランスを保つために特別に設計されたデリケートゾーン専用の低刺激洗浄剤を使うことです。膣内のpHは、膣内に生息する菌により良い膣内環境が保たれています。この正常な膣内環境(pH4.5以下)が乱れると、カンジダやその他の感染症のリスクが高まります。また過度に洗いすぎることも膣の環境を乱してしまうことになります。

 

 

  ナプキンやおりものシートはこまめに交換する

 

帯下や生理中の経血が長期間デリケートゾーンに触れていると、皮膚が炎症をおこしてかぶれてしまったり菌が繁殖しやすい状態になります。

ナプキンやおりものシートはこまめに交換しましょう。

 

  保湿やマッサージを行う

 

 

デリケートゾーンが乾燥していると、ショーツとのこすれで皮膚表面が余計に炎症を起こしやすかったり、かゆみなどの肌トラブルになりやすいです。

デリケートゾーン専用の保湿剤やオイルを使用して保湿し、指で優しくマッサージをすることで血行もよくなります。

 

 

 

  下着選びは慎重に

 

下着の選び方もデリケートゾーンの健康に大きく影響します。

通気性の悪い化学繊維の下着や、タイトな衣類は湿気をこもらせ、細菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。

 

通気性を確保するために、綿素材の下着や、ゆったりとした服装を選びましょう。

 

 

  骨盤底筋体操・トレーニングを行う

 

 

骨盤底筋体操を日常的に行うことで膣の緩みを防いだり、尿漏れや子宮脱といった骨盤臓器脱を予防する効果があります骨盤底筋体操は誰でも簡単に、場所を選ばず行えるため、忙しい現代人にとっても取り入れやすい健康法です。道具がなくともできますのでぜひ習慣として取り入れてみてください。

 

 

骨盤底筋群は、尿道、膣、直腸などを支える役割を担っており、これらの筋肉が弱ると、尿漏れや骨盤器官脱などの問題が生じることがあります。特に出産経験のある女性や高齢者に見られるこれらの症状は、適切なエクササイズによって改善可能です。

性生活の質の向上や、中長期的な健康維持にも寄与します。

 

 

  積極的に腸活を行う

 

 

あれ、フェムケア、膣のケアの話なのになぜ腸活??と思われる方も多いのではないでしょうか。

実は腸内環境や腸内細菌叢と同じく、膣内にも膣内細菌叢が存在し、腸内環境がデリケートゾーンのトラブルと密接に関わり合っています。

以前もこちらの記事でもお話しましたように、腸と脳は密接な関係があることを「腸脳相関」と言うと解説しましたが、

「腸膣相関」という言葉があってもよさそうくらい、腸と膣は切り離せない関係にあるのです。

 

膣内にはさまざまな細菌が存在しており、膣内細菌叢または膣内フローラと呼びます。正常な膣内はデーデルライン桿菌と呼ばれる乳酸菌(善玉菌)の数が優位になっている状態です。

乳酸菌(善玉菌)が優位な状態の膣内は酸性に保たれ、それ以外の雑菌(悪玉菌)の侵入や繁殖を防いでいます。
 

膣、子宮内には「ラクトバチルス」という乳酸菌が多く存在しています。この乳酸菌は妊娠や出産にとって重要な存在であることがわかっています。

2016年に体外受精を行っている35名の不妊治療患者様を対象に子宮内フローラを調べた研究があります。

その結果、子宮内フローラにおける乳酸菌ラクトバチルスの割合が90%以上の群と90%未満の群では妊娠率と生児獲得率に違いがあることがわかりました。

 

よって、腸にも膣にも乳酸菌「ラクトバチルス」を増やしていきましょうということになります。

 

では、この乳酸菌「ラクトバチルス」を増やす方法を解説いたします。

 

 

食事で乳酸菌ラクトバチルスを増やす 

 

 

ラクトバチルスは、キムチなどの発酵食品に多く含まれていると言われています。
また、乳酸菌飲料やラクトバチルス菌の入ったヨーグルトなども手軽に購入できるようになってきています。

商品には大々的に「ラクトバチルス」と書かれていないこともあるので、ラクトバチルスを含む食品を目にしたことがないと思われている方も多いと思いますが、実は身近な食品にもラクトバチルスは含まれています。

 

 

サプリメントで乳酸菌ラクトバチルスを補う 

 

 

膣や子宮内のラクトバチルスを増やすには、食品からの摂取だけではなく、サプリメントからも摂取することで十分な量を取り入れることが、効率が良いと言えます。

ラクトバチルスは200種類ほどあると言われています。その中で日本人の子宮内で多く検出されるラクトバチルスは4種類ほどだそうです。

 

  • ラクトバチルス・クリスパタス
  • ラクトバチルス・ガセリ
  • ラクトバチルス・ヤンセニ
  • ラクトバチルス・イナーズ

この中でも、最近はラクトバチルス・クリスパタスが妊娠・出産の観点では一番よいと言われています

サプリメントを選ぶ際にはこの点に留意したほうがよいですね。

 

 

乳酸菌ラクトバチルス含有のデリケートゾーンクリーム・ジェルを膣に塗布する 

 

 

口からサプリをとるだけでなく、膣からも乳酸菌を取り入れる方法もあります。

サプリのほうがメジャーな方法ですが、これを推奨する産婦人科の先生も多いみたいです。

 

 

ラクトフェリンを摂取する 

 

 

先ほどラクトバチルスを食事やサプリメントから摂取する方法をご紹介しましたが、ラクトフェリンを摂取るすることで相乗効果が高まるといわれています、

ラクトフェリンは、抗菌作用や腟内、子宮内の常在菌のバランスを整える作用に注目されています。

 

ラクトフェリンは熱や胃液に弱い性質があり、食べ物から十分な量を摂取するのが難しいようです。よってこちらもサプリメントから効果的に摂取することが望ましいと言えるでしょう。

 

 

  まとめ

 

 

本日は自宅でも簡単に取り入れられるフェムケア、膣活の方法について解説いたしました。

膣活は毎日の積み重ねが重要です。膣トレなどは継続しなければならないため、すぐの効果は期待できません。

継続することで自身のQOLが向上するので、なるべく生活に取り入れていきましょう!!

「膣活」と言う言葉を聞いたことがありますか、膣ケア、フェムケアなどとも呼ばれていますね。

総じてセルフケアやアンチエイジング治療などによって、膣をよりよい状態に保つことが「膣活」です。

 

なかなか「膣」のことを話すことは、その場所や特性からもはばかられるとは思いますが、最近ではフェムケアやフェムテック、更年期障害などの概念が広まるにつれて、膣に関連する話題が多く提唱され、膣のケアをする女性が増えています。

 

そもそも膣ってすごく大切なところですよね。膣は女性の骨盤内にある女性特有の臓器で、子宮、膀胱、直腸などの臓器を支えている骨盤底筋群に覆われています。膣がないと人は生まれてきませんし、女性の生理、女性の人生に大きく関わるとっても大切な臓器なんです。

 

さて、今日は膣活とは、一体どのようなものなのかを解説していきます。

 

 

  膣活とは

 

 

膣活とは、膣を覆っている筋肉を鍛えたり、膣をケアすることによって、膣をよりよい状態に保つことです。

 

気軽に行えるセルフケアから、美容クリニックや産婦人科などで受けられる膣のアンチエイジング治療もあります。

 

 

  膣が老化する原因

 

普段気にすることは少ないですが、肌にシミやシワ、たるみなどができるように、膣も少しずつ老化しています。

膣が衰える主な原因は、女性ホルモンであるエストロゲンの低下です。子宮、卵巣、腟といった女性器は女性ホルモンの一種であるエストロゲンの作用を強く受けている器官です。

エストロゲンの分泌量が低下すると、膣壁のコラーゲンも減少し、弾力やうるおいが失われ、腟内環境に変化が生じてきます。
顔にシミやしわが現れてくるように、腟も老化してしまうのです。

そうすると膣が萎縮し、おりものの量も減少し、様々な不快な症状が現れます。

 

また、骨盤底筋(群)の衰えも、膣がゆるんで衰える原因の一つです。

骨盤底筋とは、骨盤の底の部分にあり、膀胱や直腸、子宮、膣などの臓器を下から支える筋肉群のことです。排泄もコントロールしています。

この骨盤底筋が衰えていく理由として主に以下の理由があります。

 

 

構造上の特徴

女性は骨盤が広く骨盤底筋の面積が広い上、尿道・膣・肛門と3つの穴があります。便秘でいきむと、骨盤底筋にダメージをあたえます。

 

妊娠や出産

 

重くなる子宮や出産時のいきみによって骨盤底筋は強い影響をうけます。なんと出産時には骨盤底筋は通常の約3倍伸ばされると言われています。

 

女性ホルモンの低下

 

加齢とともに女性ホルモンが減少し、それにより筋肉量が減少して、骨盤底筋の弾力性の低下をまねきます。

 

 

 

  膣活による効果

 

 

様々な膣トレや膣ケアがありますがこれらによって、膣をよりよい状態に保ちます。膣をよい状態に保つことで、女性特有の不調の改善や意外な健康問題の改善につながります。結果的に身体全体の調子が良くなったりもします。

 

 

膣周りの不快な症状を改善できる 

 

女性ホルモンが低下すると、膣や外陰部が乾燥し、かゆみや灼熱感、痛み、性交時痛などの不快な症状を感じる女性が増えてきます。45〜55歳頃に更年期に突入すると、エストロゲンの分泌が激減して膣周りのトラブルが起きやすくなります。

しかし、積極的に膣活を行うことで、これらの不快な症状を予防・改善できる可能性があります。

 

腸の調子がよくなる 

 

 
腸に「腸内フローラ」があるように、女性の腟には「腟内フローラ」があります。実は腸内フローラの状態は腟内にも影響を与えることがわかってきました。
 

実は女性の腟にも常在菌がいて「腟内フローラ」を作っているのです。

 

以前より腸内や膣内には様々な菌が住み着いていると考えられていましたが、最近ではとても細かい細菌の種類やその数や分布までわかるようになりました。この菌の数は人間の細胞の数よりも多く、私たちが思っている以上に人間の体に対して重要な役割(体の免疫や健康を維持すること)を担っていることがわかってきました。このことについてはこちらの記事でも解説していますのでご覧ください。

 

膣内フローラに関する研究は日々進んでおり、まだわかっていないことも多いですが、膣にいる膣内フローラの研究やそれに関連する治療は、現在、今一番注目されている分野と言えるでしょう。とくに女性の体でもっとも重要な菌は乳酸菌であり、その中でもラクトバチルス・クスパタス菌と言われています。

 

ラクトバチルスは善玉菌の乳酸菌です。これらは乳酸を産生することで腟内を酸性にし、清潔な環境に保つ働きがあります。

腟内フローラの状態が良い(善玉菌が優位である)と、着床率や妊娠率に良い影響を与えることもわかってきました。

 

では、この腟内フローラ、どうしたらよい状態を保てるのでしょう?

 

実は腸の状態が腟内の細菌にも影響を与えるのです!

 

私の父は産婦人科医なのですが、当時、妊娠したいことを伝えるとずっと「乳酸菌をちゃんととって、サプリも飲みなさい」とよく言っていました。

当時はこれを聞いて、「とりあえず腸内環境をよくすればからだにも良いし、全身的にも調子が良くなるから妊娠しやすくなるということなのかな?」と思っていました。

そのときは腸内環境が「膣の環境」にも影響を与えるとは思ってませんでした。

 

腸の出口と、腟の入口は隣り合っています。常在菌が行き来することができる構造になっています。
 

普段から健康的な腸内フローラを保っていると、善玉菌が腟にも移り、腟内フローラの状態も良くしてくれるのです。

逆に腸内環境が悪いと、膣内環境にも悪影響が出てしまうということになります。

 

ゆえに、膣活で膣内フローラを整えれば、自然と腸内環境も改善されて腸の調子がよくなるというわけです。

 

細菌性膣炎、カンジダなどを予防 

 

膣内はデーデルライン桿菌という菌によって酸性(pH4.5以下)に保たれ、それによって自浄作用が働いて悪玉菌の増殖を防ぎ、膣内環境を正常に保っています。酸性が保たれない状態になるとカンジダや細菌性膣炎を引き起こしてしまいます。
 
細菌性腟炎とは、腟内の乳酸菌が減少し、他の様々な菌が異常増殖した状態です。腟内の細菌のバランスが崩れた状態とも表現出来ます。乳酸菌が減る原因としては、腸内環境の悪化、性交渉、腟の洗いすぎ、ストレスなどがありますが、原因不明のことも多くあります。

 

細菌性膣炎やカンジダは膣内の環境が正常であればかかりにくいため、膣活で膣内環境を整えていれば、発症する可能性を低くできます。

 

 

尿漏れや子宮脱を予防 

 

 

前記の通り、骨盤底筋は排泄をコントロールしている筋肉です。

骨盤底筋は、出産でダメージを受けたり年齢を重ねたりすることで衰えてしまうため、早いうちから膣活をして筋力を維持することで尿漏れを予防できます。

子宮脱とは、骨盤底の筋肉や靭帯が弱まり、子宮が正常な位置から下垂して膣外に脱出する状態ですが、これも予防することにもつながります。

性交時の感度が上昇する 

 

 

 

年齢とともに骨盤底筋の筋力が低下すると、外陰部や膣の筋肉も衰えてしまいますが、膣活を行うことで、膣壁のコラーゲンが生成され、膣壁が厚くなることで、膣内の潤いを保ちやすくするため、膣の乾燥感を軽減させ、弾力のある引き締まった健康な状態になります。膣が引き締まると自分自身の感度が向上し、パートナーの満足度も高まるため全体的な満足感を高めることが可能になります。

 

 

  まとめ

 

膣活について解説いたしましたが、いかがでしたか?膣活は毎日の積み重ねが重要です。膣トレなどは継続しなければならないため、すぐの効果は期待できません。継続することで自身のQOLが向上するので、なるべく生活に取り入れていきましょう。

 

また次回以降で、膣活の具体的な方法について解説していきます爆  笑!!

 

面白い記事を発見しましたびっくりマーク今日はこの記事を紹介します。

13のそれぞれのお薬の特徴はまた次回解説いたします。

The 13 drugs and supplements that could slow brain ageing

という記事なのですが、英語が読める方はぜひ読んでみてください。
 

この記事によると、脳が早く老化することと7つの遺伝子が強く関連しており、その7つの遺伝子の影響を抑制しうる薬やサプリメントがわかりました。

 

 

まずは、みなさんはbrain age gapとはなんのことかご存知でしょうか。

日本語では直訳すると「脳年齢の差」ですが、これは実際の人の年齢と、MRI写真を人工知能(AI)技術で解析して推定しうる脳年齢の差を定量化したものであり、脳健康の指標として考えられています。

つまり、脳がどれだけ健康かを示す指標として有望視されています。

 

中国の浙江大学のZhengxing Huang氏とそのチームは、脳年齢の差を指標にして脳老化の原因となりうる遺伝子を見つけ、それら遺伝子を標的として抗老化作用をもたらす薬やサプリメント13種を発見しました。

 

 

脳年齢が加速する兆候は脳のレンズ核と内包後脚という場所に特に表れやすいようです。

簡単に言うと、レンズ核は注意や作業記憶などの認知機能に関わるところで、内包後脚は大脳皮質のいろんな領域と繋がっています。これらの場所で脳年齢の差を計算したんですね。

 

続いて脳年齢の差と関連する遺伝子を探したところ、7つの遺伝子が脳の老化の原因と関係していることが示唆されました。

 

そして、臨床試験を調べたところ、薬やサプリメントの13種がそれら7つの遺伝子に対して抗老化作用を発揮しうることがわかったのです。

 

 

ビタミンD不足へのサプリメントのコレカルシフェロール(ビタミンD3)ステロイドのヒドロコルチゾン非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)のジクロフェナクオメガ3脂肪酸のドコサヘキサエン酸(DHA)、ホルモン補充療法として使われるエストラジオール(女性ホルモン)テストステロン(男性ホルモン)子宮頸管熟化薬のプラステロン降圧薬のメカミラミン、赤ワインの有益成分として知られるレスベラトロール、免疫抑制に使われるシロリムス、禁煙で使われるニコチンがそれら13種に含まれます。

 

特筆すべきことに、サプリメントとして売られているケルセチンと白血病治療に使われる経口薬ダサチニブも含まれます。

ダサチニブとケルセチンといえば、その組み合わせで老化細胞を除去しうることが知られています。

 

これらの結果は有望ですが、まだまだ少人数の試験結果であって、結果の確かさや老化細胞除去治療の可能性のさらなる検討が必要と著者は言っています。

 

これらの調査には前にも老化細胞除去薬としてご紹介したフォシーガや糖尿病薬は入っていないんですね。

たまたまその薬は調査しなかったのか、それともそれらの薬と遺伝子は本当に全く関連がなかったのか、気になるところです。

 

また次回以降、13個の薬やサプリの詳細について書いていきますびっくりマーク

 

参照: