テロメアテストから何がわかるの? | 関根彩子 ~再生医療・美容医療の教科書~

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この記事ではテロメアテストで何がわかるか、またどのようにしたらテロメアが長くなるのか解説していきます
 
日本は超高齢化社会に突入しました。そんな中での日本の課題は「寿命」と「健康寿命」を乖離させず、それらをにいかに近づけるかということです

 

2025年の医療費総額は55兆円にのぼり、その多くは生活習慣病やがん治療に使われると言われています。

予防医療が大切であることはすでに提唱されています。積極的な病気の予防や早期発見のためのプログラムが注目される中で、自分が一体どの状態にいるかを知ることは非常に重要です。

前回はテロメアとそれに連続しているGテールのお話をしました。

今日はそれを踏まえてテロメアテストが何なのか、その結果からどういうことがわかるのかをお話させていただきます。

 

テロメアテストとは

テロメアテストとはテロメアの強度と疲労度を測る、世界唯一の検査です。

当院は株式会社ミルテルに検査を委託しています。

「テロメア強度」=「テロメアの長さ」

テロメア強度とは「これまでの」自分自身の生活習慣や、ストレスの積み重ねの度合いを知る指標です。

「テロメア疲労度」=「Gテールの長さ」

「今現在の」ストレスによる染色体の不安定さや、テロメアの短くなりやすさの度合いを知る指標です。

前回もお話したようにテロメアの長さは今の段階よりも長くすることはできません。

しかしGテールは一度短くなってしまってもまた長くすることができ、長く保つことで染色体を守ってくれてテロメアの短縮速度を遅くすることが可能になります。

よって病気のリスクを下げてくれることにつながるのです。

どのようにしてGテールを長くするか

生活習慣の改善

・瞑想

・7時間以上の睡眠

・週に3回 45分程度の運動

・親密な人間関係

・有酸素運動

食生活の改善

・毎日の規則正しいバランスの良い食事

・ナッツや豆類

・オメガ3脂肪酸の摂取

・乳製品

・野菜・果物

などを摂取すると良いと言われています。

当院での治療

NMNの点滴、NMNサプリの摂取、エクソソーム点滴、脂肪由来幹細胞点滴をすることでGテールの長さが伸びると言われています。そのことについてはまた次回、詳しくお話したいと思います。

予防医療、早期発見の重要性が提唱されている今、最先端のテロメアテストを受けてみるのはいかがでしょうか。

今後どのように過ごしていけばよいのか課題が見つかるかもしれません。