再生医療の効果はどのくらいもつの? | 関根彩子 ~再生医療・美容医療の教科書~

関根彩子 ~再生医療・美容医療の教科書~

このブログではわかりやすく再生医療、美容医療、自由診療について解説していきます。

再生医療の登場によって美容医療は、大きく変わり、根本的な治療ができるようになりました。当院では厚生労働省にも受理をされ、線維芽細胞治療、PRP治療のご提供をしておりますが、どの施術も人気が高く、多くの患者様がその効果を実感しています。

しかし、再生医療は安価ではないため、どの患者様にも疑問や不安が全て解消されるまで何度でもカウンセリングをお受けしています。そして、多くの患者様のカウンセリングを行う中で皆様から共通のご質問をいただく点があることに気付きました。それは、「再生医療の効果がどれくらい続くのか…」という点です。この記事では、それぞれの治療の特殊と効果の持続期間についてお話しいたします。

再生医療の適用

現在、美容医療の分野で注目される再生医療は、大きく分けると線維芽細胞治療、PRP治療の2つとなります。それぞれの治療法に適した症状は下記の通りです。

① 線維芽細胞治療

自家線維芽細胞治療は、患者様の皮膚から線維芽細胞を取り出し培養し、何万倍にも増やした線維芽細胞を用いた治療です。気になる肌の部位に直接注入し、鼻唇・眉間・唇周囲・眼瞼・頬のしわ、ほうれい線、にきび跡、瘢痕の治療を行います。ご自身の細胞を使用した治療のため、安全性が高く、肌のハリや潤いを取り戻し、加齢による肌の衰えを抑える効果も期待できます。

②多血小板血漿(Platelet-rich plasma:PRP)療法

PRP療法は、Platelet Rich Plasma(多血小板血漿)を用いた治療法で、ご自身の血液を使用し、血液中の血小板を3から7倍ほどに増やしたPRPを使用した治療です。しわ・たるみなどの皮膚の加齢性変化に対する治療や育毛を目的とした治療に適しています。

 

 

 

 

 

効果の持続期間

再生医療は、肌年齢を引き戻し、若返りが可能な治療であり、根本治療と言えますが、若返った肌は、再び加齢とともに衰えていきます。

しかし、再生医療後に肌の老化が進む前に再度、治療を行うことで若々しい肌を保つことができます。

線維芽細胞治療による肌の再生医療では、個人差もありますが、1年~2年ほど効果が持続します。そのため、当院では、肌の老化を予防し、若々しい肌を維持するためには1年~2年ごとに治療を行うことをお勧めしております。

線維芽細胞治療では、患者様ご自身の細胞を採取し培養するため、その際に細胞を冷凍保管することでいつでも若いときの細胞を取り出して培養し、治療することが可能です。

PRP療法は、頭皮の薄毛治療、お肌の美白やしわ、たるみに効果的ですが、効果の持続期間は半年~1年程度と他の再生医療に比べると短く感じるかもしれません。しかし、他の治療と組み合わせることでより効果を引き出すことも可能です。

詳しくはホームページのそれぞれの治療のページをご参照いただき、さらに詳しく聞きたいという方はお気軽にカウンセリングにいらしてください。