この記事で「心と体が疲れている人に向けて」と書きながら、ふと思い出したことがあります。
それは、私たちがどれほど、「心と体が疲れている」ことに気付きにくいか、ということです。
私たちはみな、とってもとってもがんばり屋さんで、
頑張るために、
頑張り続けるために、
自分が疲れていることに気付かなかったり、
疲れ・モヤモヤ・かすかに重い気持ちなどを、
とても自然に、無意識にスルーする習慣が
身についているのです。
私はうつ病と診断されて薬を飲み始めた時、
感情面ではすぐに薬の効果を実感し、
服薬開始直後から、
気持ちが少しずつ楽になっていきました。
ところが、体は反対で。
診断・治療開始後、
始めの2・3カ月くらいは
ほんとーに、どうしようもない位、ただただ疲れ、
しょっちゅう、お気に入りのカーペットの上に、お気に入りのぬいぐるみと一緒に、
寝転んで過ごしていました。
・・・この時に何が起こっていたかというと、
正式にうつ病という診断を受けたことにより、
頭がやっと、
自分の疲れを認め、
疲れていることに気付き、
体に疲れを感じることを許せるようになったのです。
疲れているのは、気のせいじゃないんだ。
ちゃんとした理由(うつ病)があるから、
疲れたと感じても、当然なんだ
それまでは、
・これっぽっちで疲れるなんて、私らしくない、とか
・このくらいで疲れてどうする~、とか
・まだまだできる、平気!、といった言葉を
なんかちょっと疲れたかも・・・
と感じた時、
すぐに自然と、自分に言い聞かせていました。
そして気付かないうちに、
無意識のうちに、
疲れを無視したり、
感じないようにしていたのです。
(ホント気付かなかった)
これはうつ病でよくあるケース。
そして日常でも、誰もが多かれ少なかれ、やっている事です。
ただ、毎日を乗り切るための対処法であるこんな習慣も、
行き過ぎてしまうと、
知らないうちに疲れがたまり、
毎日が苦しくなってしまったり、
最悪の場合、病に至ることもあります
(ハイ、わたしです)。
そんなことがあり、
今ではとある付箋を冷蔵庫に貼り、
- ふと疲れやネガティブな感覚から目をそらしたり
- 押し込めたり
- ないことにしたりしようとした時に
ハッと気づけるよう、自分にリマインドしています♥
次回、この付箋をご紹介します