『阪急電車』の著者による小説。

時間つぶしに寄った本屋でふと手に取って、そのままお買い上げ。


一気読みしてしまいました。


こういう出会いがあるから本屋さんが好きです。


フリーターをしていた主人公が母の心の病を機に二世代ローンを組もうと奮闘するという話。


主人公の成長ぶりも読んでいてうれしいし、家族がかみ合って行くのも心温まります。


本当はちゃんとお互いをケアしているのだから、大きな危機がなくても、うまくやっていけたらいいのですが、人って、幸せや平和には慣れてしまって、感謝を感じなくなってしまいがちなんですよね。

そしていつのまにか「なんとなく不機嫌」になっていくという...


自分の家族がいとおしくなる小説でもあります。


『阪急電車』も読んでみようかな。


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