【アトピーの戦略的治し方】中心軸に近寄らせることはなぜ大切なの? | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

こんにちは、

目黒区東が丘 『山本ファミリア皮膚科 駒沢公園』

院長の 山本綾子です。

 

今日のお話はコレ↓

『中心軸の法則』

 

アトピーだけでなく、身体に不調を抱える、

すべての健康になりたい方に知っておいて欲しい大切なこと。

アトピーを完治させたい方には必読の内容です。

 

身体の負担をできるだけ減らすための、

地中上に住む動物皆に当てはまる事柄です。

(人間だけではないですよ、地球という重量のかかる星に

生きていると、これは当てはまります)

さて、

「中心軸の法則」についてわかったところで、

もうすこし、理解を深めるための、

こんなお話をしましょう。

 

私が医学部生だった頃、

学校近くに小さな個人経営の中華料理店がありました。

 

”おっちゃん”と呼びたくなるような

親しみやすい人柄の男性が、

目の前でいつも中華鍋(鉄の大きなフライパン)で

美味しいご飯を作ってくれていました。

 

あるとき、

こんな風に私はその”おっちゃん”に聞きました。

 

「中華鍋って、ものすごく重くて、

上手に振ることができないのだけれど、

何かコツってありますか?」

 

そうしたら、その”おっちゃん”は

こう教えてくれました。

 

「脇をしっかり締めて身体の近くで鍋を振るんだよ」

 

なるほど!

帰宅してから自分で、

フライパンを持つときに、

身体の近くで脇をしめて持つと、

重いフライパンが少し軽く感じられ、安定しました!

 

質問したときは、

「身体の普遍的な法則」なんて考えていない

ただの医学部生でしたので、

この言葉の深い意味まで気づきませんでしたが、

いま、アトピーととことん向かい合ってきて、

この「脇を締めて身体の近くで」

重要性が痛いほどわかります。

 

「無駄な力をかけないためのコツ」こそが

「中心軸の法則」

だったのですね!

 

猫背だったり、O脚だったり、

ものすごく中心軸からずれている身体は、

「無駄な力をかけまくり」です。

 

そりゃ、身体中がガチガチに硬くなって、

血流も悪いわけです。

毎日、無駄に力んだ状態なのですから。

 

そんな状態で、

他人にやってもらう施術で一時的に改善しても、

また、同じように

無駄に力んだ身体の使い方をしていたら、

すぐにもとに戻ってしまうのは、当たり前ですね!

 

大切なのは、

「身体に負担をかけない身体の使い方」を

しっかりと学ぶこと。

 

酷い状態のときに、

薬や他人の力を借りることは

ときには必要かもしれません。

 

でも、絶対に忘れてはならないのは、

それらの薬や他人の力で治った気にならないこと

根本的に「自分の身体の使い方」を

変えなければ、

また同じことを繰り返してしまうのです。