【アトピーの戦略的治し方】舌とアトピーの深い関係とは?あなたの舌の位置は正しいですか? | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

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山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

こんにちは、

目黒区東が丘「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」

院長の山本綾子です。

 

****<2019年5月25日最新>****

6月1日より当院の診療時間が変更となります。

 

平日の午前診療が「9時半~12時半」となります。

(スタート時間が早まり、午前診療終了が13時→12時半となります)

午後の診療時間には変更はありません。

また、土曜日の診療時間にも変更はありません。

 

また、6月1日(土)は臨時休診となります。

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さて、今日のお話は、「舌」。

皮膚のトラブルと全く関係がなさそうですが、

実はふか~い関係にあります。

 

皆さん、上のイラストのように、

舌を「べー」っと出してみてください。

 

診察室で観察していると、

「べー」と舌を出すときに、

患者さんによって出し方に2パターンあることに気づきます。

 

力なく舌を前に出すひと

しっかり舌を長く前に出すひと

 

顔首周りの湿疹の治りが悪いひとを見ていると、

圧倒的に、「力なく舌を前に出す」人が多いです。

 

もしくは、

舌を出している方向が

自分の頭で思っている方向とずれている

ことも多いです。

(自分ではまっすぐ前に出しているつもりだが、舌が上を向いているなど。つまり、舌の感覚が鈍っている)

 

なぜ、舌の出し方に違いが出てくるのかと

考えるとき、この解剖図が参考になります。

そう、「舌」は首周り、肩周りとつながっているのです!

 

ですから、舌がしっかり動かせない人は、

この辺の筋肉も硬くなって動かないのです。

 

しかも、本来の舌の正しい位置は、

上の歯の少し後ろあたりですが、

下の歯のほうについている場合は、

舌の筋力が低下しているので、

つながっている首の前の筋肉をしっかり使えず、

その分、首の後ろや肩の筋肉がかばって頑張ることになります。

 

しかも、このとき、頭の位置が正しくなく、

下向きばかりであったなら??

そうですね!首の後ろや肩の筋肉は

一日中、緊張しっぱなしです。

勿論、そのような部位は、湿疹が止まらないでしょう。

 

たかが「舌」されど「舌」

 

まずは、舌がしっかり動かせるように

トレーニングをしてくださいね!