こんにちは、
目黒区東が丘 『山本ファミリア皮膚科 駒沢公園』
の院長 山本綾子です。
今日は、
「超実践的」アトピーの治し方について
お話しますよ。
さて、この湿疹の写真を見て、
この患者さんの「身体の使い方の問題点」を指摘してみて下さい。
この写真1枚だけでも、
いろいろなことが分かるのですよ。
まずは、簡単なところから。
お腹に谷折り線がありますね！
いつも、お腹を潰していることがわかります。
もう1つ、パッと見て分かることがあります。
それは、普段、呼吸が浅いのであろう、ということ。
なぜ、そんなことまで、この写真からわかるのでしょう？
しっかりとした深呼吸ができると、
肩の位置は前に出過ぎることがなく、
デコルテが広がります。
そう、この写真も、同じ場所に湿疹が出ていますね！
肩の前が凹んでいます。
ひどい方になると、水たまりができそうなくらいに
凹んでいる方もいらっしゃいます。
凹みが強ければ強いほど、
この部位の湿疹は酷いのですよ。
肩が前に出れば出るほど、湿疹は酷い。
そう言うと、「姿勢」の問題のように思えますが、
実は、ただの姿勢の問題ではないのです。
呼吸が浅いから
肩が前にでてしまうのです。
試しに、
しっかりと深く息を吸ったとき、
肩の位置がどこになるか、見てください。
ひどく前に出ることはないですよね？
浅い呼吸のときより、肩は後ろになりますね。
「積み木の原理」から、
「踵の骨」→「骨盤」→「肩」→「頭」と
まっすぐ真上に乗せる必要があります。
肩の位置を正しくするには？
それが、「深い呼吸」なのですね。
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