こんにちは、
目黒区東が丘 『山本ファミリア皮膚科 駒沢公園』
院長の山本綾子です。
ときどき、患者さんから受ける質問に、
「運動したのに、悪化しました。なぜですか?」
のがあります。
皮膚への血流が大切で、筋肉ポンプならば、
運動していれば絶対良くなりそうなのに、悪化した??
一番よくあるのが、「筋トレ」をしたのに、悪化したというパターン。
筋肉量を増やすのはいいのですが、「カチカチ筋肉」が増えてしまって、ポンプとして役に立たなかったからですね!
このような場合は、筋トレは少なめに、身体をほぐすようなストレッチ系の運動を多めにする必要があります。
ほかに、「運動がいいと思ってランニングを始めたら悪化した」というお話。これも、結構よくあるので、アトピーの患者さんには、ランニングではなく、ウォーキングをお勧めしています。
というのも、ランニングの場合は、足が床に接地する際の、体重のかけ方が悪いと、下肢に逆に負担が増えてしまって、悪化するからです。
例えばO脚が強いと、ランニングの際に下肢の外側に過剰に力がかかってしまいます。(歩くよりも、走るほうが負担が大きいので、酷い場合は、足首などを痛めてしまいます)大切なのは、どのように身体を使うか、なのです。
ホットヨガもかなりの確率で悪化するので、常温でのヨガをお勧めしています。
このように、アトピーには確かに「運動」が良いのですが、
ただ単に「どんな運動でもよい」訳でもありません。
大切なのは、
「身体に負担の少ない身体の使い方」
せっかく運動しても、「身体の負担が増えすぎる」ようでは、
悪化してしまいます。
当院のスタジオでは、
「効率の良い、アトピーを治しやすくするための運動療法」
をお伝えしています。
運動療法の基本中の基本については、ワークショップにて
学べます。(次回のワークショップは10月25日(木)です)
◆◆◆アトピー根治へのヒントが詰まっています◆◆◆
日経トレンディネット
『皮膚科専門医 山本綾子の解決!オトナの皮膚病・皮膚トラブル』
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