【昔アトピーで苦しんだ私からのメッセージ④】アトピーは命にかかわる病気だと思います! | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

このブログテーマ「昔アトピーで苦しんだ私からのメッセージ」では、アトピーで苦しんでいた患者さんが勇気を持って一歩を踏み出し、


「えいやっ!」と私を受診してくださり、

肌がキレイになり、

さらに心身ともに健康になったからこそ、


「次は今このブログを読んでいらっしゃる、アトピーで現在苦しんでいるあなたに幸せになって欲しい!」


くださったメッセージを綴ってゆきます。




『私がアトピーから開放されたからこそ、

次は今アトピーで苦しむ患者さんを助けたい!』


そんな温かい気持ちがアトピー撲滅プロジェクトを支えてくれています!




第4回目の今日は、30代女性。

彼女は、ずっとステロイドではない治療にこだわっていました。

どうしても、ステロイドを使いたくない。そこには、彼女なりのこだわりがありました。。。



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アトピーは命にかかわる病気だと思います


なぜなら、

自分自身の症状の辛さと対人関係の辛さが

複雑にからまってしまい

体の表面にある傷口から体力が消耗することは当然として、
さらに判断力、集中力、身体の感覚、そして生きる気力までをも奪ってしまうから

だから、そこからなんとか、もがいて這い上がろうとしても、
なおさら何を信じればいいのか分からなくなってしまう。

じゃあ、どうすればいいのか。

今の脱ステ治療では、どうやら状況が好転しそうもない。。。

でも!!



「今さらステロイドってどうなのよ?」が本音だと思います。
ここまでさんざんそのせいで苦しんできた。
そう思っているのに、ストロイドごときにパッと治されるなんてありえない!納得いかない!って。ステロイドで完治できるのなら、とっくに治ってるわ、と。


よく考えてみたら、それは、「ステロイドのみ」の手柄によって「完治までいくのなら」。

執拗なまでに過敏にならざるを得ない「ステロイド」という物体。
いったいどうしてそう刷り込まれてしまったのか、自分の経験から考えてみました。

一般的な皮膚科の診察室に入ると、即座に「あらひどい、かわいそう」という憐れみの視線を向けられ、もしくは言葉を投げかけられる。その次の瞬間に登場するのがステロイド。
憤りを感じ、見下される感じ、受け身にならざるを得ない患者としての立場。
なんであんな上下関係を突きつけられないといけないのか?全く理解ができない。これらを、小道具のはずのステロイドが象徴している気がしてならない。

だからステロイドに対して「許せない!」と思うのも致し方ない気がします。
自らの意思ではなく、他人の指示で、塗ったり止めてみたりの繰り返し。
それでどうなったかは誰も責任なんて取ってくれはしない。
湿疹が出てきたらとりあえず塗る。そんな簡単な行為だけで済まされるような苦しみじゃないはずなのに!
治療に無駄に苦労する必要もないんだけれど、それにしても、受身だけの治療法がどことなく不釣り合いな感じがする。でも、そんなことは、もちろん誰にも言えず。抱えてしまえばとりあえず簡単。でも辛い。

私はすべての人の例外? 寝たきりにさせられた。そんなこと誰もわかっちゃくれない。
ここまでの孤独感と命の危険をあおる!?ステロイド。
もしも、まさか使い方が間違っていた(しかも自分のせいとは限らない!)、と知ったらどうでしょう?

初めて綾子先生の診察を受けるにあたって、「ステロイドをもらうのはこの先生からを最後にしよう」と自分なりに覚悟を決めて行きました。
ステロイドは使うけれど決定打じゃない。完治の過程で、通過点で利用するものに過ぎない。ステロイドは使ってもしょせん脇役。脇役に負けない主役となる何か治療の手段が間違いなく存在するはず。それは、自身の心と体を徹底的に把握して自ら動かすこと。私が求めていた答えそのものでした。

緊張しながら待合室にいると、診察室から笑い声が漏れてきてびっくり。

いざ初めての診察へ。

綾子先生は、患者である私と同じ高さの視線でニコニコしながら、自分の身体で治すことの大切さも、薬の塗り方も、他人に塗ってもらうものではなく自分の手で使いこなすことが基本であるということも、説明してくださいました(最近はセミナーで時間をかけてじっくり話されているそうです)。

そして、数回受診すると、こんな問いかけが。
「今回は、どのお薬が必要?」と。
要するに、自分がどの薬が必要か把握していないと、処方してもらえないのです。

実際、「こないだもらった薬がまだあるのでいらないです」と答えたこともあるし、「これが足りないのでください」と言ったこともあります。いずれにせよ、自分が選択したことに対してアドバイスはあっても、強制や頭ごなしの否定はされません。




患者自身が自分の身体の状態をきちんと観察して、その時に自分に必要なものを判断して「利用する」のです。「薬に対しては上から目線で」と言ってもいいかもしれません。過去の、他人から与えられた薬を何も考えずにただなんとなく塗るだけの治療法がどれだけ受け身だったのか。他人から言われた通りに優等生っぽくやっていれば治るって思いこんでいたのか、もしくはそう思わされていたのか・・・。


結局の決め手は、自分自身の持つ力で治療そして完治すること

つまり、私が私の人生の主役。
薬はあくまでその補助手段。つまり、ステロイドは脇役。

「ステロイドに使われる」のではなく、「私がステロイドを使いこなす」

この、「自分と薬(ステロイド)」の主従関係を理解することは、完治だけではなく、完治後に続く楽しい人生のための必須事項の一つです。


では、
薬を上回る自分の身体の自然治癒力を増す方法とは?
自分自身の心と身体をとことん知ることは、やってみるとおもしろいし楽しい!しかも生涯有効!

身体の使い方を知ることは、しつけとか道徳と同じくらい、人間としての基本なのかも。
便秘対策にはズバリお腹周辺にアプローチ。
顔の湿疹にはリンパの基礎知識から。
綾子先生の診察だと、これがいきなり始まってびっくりする。
気づくといつの間にか背後に回ってどこかを押されていて、あいたたた、イタ気持ちいい、と。

こうなるとこちらも応戦!?
「その場所って自分でやると力が入らないんですけど、どうすればいいですか?」
「鼻炎もあるのに深呼吸ってどうやってするんですか?」なんて、先生に真顔で訴えてしまったことも。

今まで意識したことがなかったせいで半端なくガチガチだった自分の身体を、自分の力で何とか動かそうと運動療法を行うことで、実際に動かすことができるようになります。
こうやってステロイドに頼らないで済む自然治癒力を手に入れるのが、完治へのメインの道筋。
綾子先生のおっしゃる言葉では「卒ステ」への道、にあたると思います。



そういえば、アトピーがない人たちだって最初から自分の心と身体のことをそんなに分かっているんだろうか?そんなはずはないんだろうな。だとしたら世の中、「自分探し」とか流行らない。


だから、私の「現状」がただアトピー持ちだ、ということに過ぎない。
こんなのきっかけにして残りの人生大逆転しちゃえばいい。

「完治」「根治」ってどういう状態のことを指すのか。
他の人と同じような肌になること。今までは漠然とその程度に思っていた。
でも、そんなの甘いよ。もっともっと先へ行かなくちゃ!!


今現在、とにかく心身が辛くて想像もできないかもしれないけれど、
その苦しさの分、アトピーのない人たちよりもずっとずっと、さらにハッピーな生活を、自らの力で、手で、掴みに行く。その登山の5合目くらいが完治。じゃあその先は? 他人に与えられるのではなく、「私が選び取って心から楽しむ」道のりが続くのです。


人一倍苦しんだはずだもん、モト取るだけじゃぁ気が済まない。十二分に人生エンジョイする権利があって当然だと思う!
こんな一見図々しいような考えを「もっと行けるよー!」と笑顔で応援してくださるのが綾子先生です。

自分の心と身体に敏感になろうとして手に入れられた知識と経験は、完治後を含めた一生の役に立つことです。治療のためだけなんて、もったいない。
肌がきれいになる頃には、他の人たちの数倍の体力と精神力も手に入れているはず。

こんな過程を経て、いつのまにか「自分と向き合う」ことができました。
しょうもない自分を含めて「自分のことが好き」と言えるようになりました。
親しい友人に、本気で人生変えるつもりだよ、と大胆発言しちゃいました。

でも、心と身体の両方からアプローチして完治後の人生の輝きまで見通している綾子先生の治療方法においては、こんなの奇跡でもなんでもなく、ごく当たり前の世界とのこと。
今度お会いする機会があれば、「あなたは井の中の蛙だよ」と、笑い飛ばされそうです(笑)。



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