こんにちは。今日は、「猫背」のお話の続きです。「 たかが猫背でしょう、何が悪いの?」という声が聞こえて来そうですが、猫背は本当はこわ~いのですよ。
さて、猫背。
腰が曲がって、背中が曲がるのでしたね。
で、その姿勢のとき、何が起こっているのでしょう?
実は、ひどい猫背の人には、お腹に、「谷折り線」ができています。
私が勝手にネーミングしたのですが、折り紙にある、「タニオリ」「ヤマオリ」の谷折り線です。
猫背がひどすぎると、お腹がぺこんと凹むので、お腹の皮膚が折曲って、横線になっています。要するに、ずっと曲がっているので、その部位がシワになっているんですよね、顔のシワみたいに。
このブログを読んでいる方にも、「このお腹の線、なんだろう?」と思っていた方がいらっしゃるかもしれません。
そう、その線で、いつもお腹が曲がっているのです。
よ~く、自分のお腹を見てくださいね。まるで折り紙のときのように、「谷折り線」で曲がっているでしょう?
そして、もしお腹(へそ近くのお腹。脇腹ではありません)に湿疹がある方は、その線と湿疹の位置の関係性をよ~く見てください。
そう、お腹の「谷折り線」と湿疹の位置がぴったり一致していませんか?
そうなんです!
ずっと折曲っているから、その位置で血流が悪くなって湿疹ができるんですよね。
そして、猫背のとき、腰に手を当ててみてください。背骨はどうなっていますか?
皮膚を圧迫していませんか?
猫背を治して腰を立てたときは、背骨は皮膚の下に潜って、皮膚を圧迫しません。(わかりにくい方は、何度か、姿勢を良くしたり、悪くしたりを繰り返しながら、背骨の位置が変化するのを手で触って感じてみてくださいね)
そして、その背骨が皮膚を圧迫する部位に一致するように、腰に湿疹が出るんですよね!
たかが猫背と思っていたら、なんと、猫背のせいで、お腹側にも腰側にも湿疹ができていましたよ!
これだけでも、十分猫背を治さねばならない理由になるかとは思いますが、実は猫背は、これだけでは済まされないんです。まだまだ、身体にたくさん悪さをしています。
それについては、姿勢とアトピーのテーマで書いてゆこうと思います。